EPTの合弁事業に向けた基本枠組み合意について
2009年11月2日
三井化学株式会社
中国石油化工股份有限公司
三井化学株式会社(以下、三井化学 本社:東京都港区、社長:田中 稔一)及び中国石油化工股份有限公司(以下、Sinopec 本社:中国北京市、総裁:王 天普)は、Sinopec傘下の上海中石化高橋分公司においてEPTの合弁事業の検討を進めることについて合意しましたのでお知らせ致します。
三井化学は、約40年に亘りEPT事業を行っており、アジア最大のシェアを持っております。08年4月には、市原工場にてメタロセン触媒を用いた最新鋭、世界最大規模のプラントの営業運転を開始しました。
EPTは、自動車用部品(シール部品、ホース等)を主な用途としており、自動車産業が急速に拡大している中国市場で大幅な需要増が見込まれます。三井化学は、この成長著しい中国市場をいち早く獲得するため、Sinopecとの戦略的協力関係を強化し、同社の持つ競争力ある原料とインフラ、優秀な人材を最大限に活用することで、いち早く中国におけるEPT事業を拡大することが最適と判断しました。
一方、中国最大の石化メーカーであるSinopecは、高機能化合成ゴム事業の発展を推進しております。Sinopecは、三井化学が最新鋭のEPTプラントを持ち、高いEPT製造技術、研究開発力、販売網を持っていることから、三井化学をEPT合弁事業のパートナーとして最適と判断し、選定しました。
EPT合弁事業の概要
1. 所在地 | 中国上海市・上海化学工業区 |
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2. 事業内容 | 三井EPTの生産・販売 |
3. 生産能力 | 年産7.5万トン |
4. 完工時期 | 2013年第4四半期 |
本件に関するお問い合わせ先
三井化学株式会社 広報部長 裾分 啓士 | 電話:03-6253-2100 |
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中国石油化工股份有限公司 弁公庁 王皓 | 電話:86-10-59969720 |
以上