シンガポール タフマー第2プラント竣工式開催の件

2010年7月13日

三井化学株式会社

当社(社長:田中稔一)は、本日ミツイ・エラストマーズ・シンガポール社(MELS)主催で、マリーナ・マンダリンホテルシンガポールにおいて、高機能エラストマー(商品名「タフマー®」)の第2プラント竣工式を行います。式典にはシンガポール通商産業省のリム・フン・キャン大臣、経済開発庁のレオ・イップ長官をはじめ関係各位のご列席を賜る予定です。
タフマー®は、ポリプロピレンやポリエチレンなど熱可塑性汎用樹脂にブレンドすることで耐衝撃性能、ヒートシール性能等を飛躍的に向上させる柔軟かつ軽量なオレフィン系エラストマーで、自動車、産業材、包装材の各分野で高成長を続けています。また、タフマー®は当社が他社に先駆け開発上市し市場を創出してきた戦略商品であり、当社の機能性材料分野におけるコア事業の中核に位置付けられております。
MELS第2プラントは、当社の最新のポリマー設計、重合触媒、生産技術を組み込んだ年産10万トンの世界最大規模の革新的なプラントであり、当社高機能エラストマー事業の基盤強化を確固たるものにするための重要な戦略的意義を有しています。今回の増強によりMELSは第1プラントと合わせて1拠点20万トンの生産能力となり、競争力を更に強化しております。当社は本プロジェクトを通じて、シンガポールの化学産業の発展により一層貢献できるものと確信しております。

「三井の第2プラントは、アジアを含むグローバルに増大するニーズに合った高付加価値の革新的製品を生産する企業のロケーションとしてのシンガポールの魅力を再確認するものである。この第2プラントが、三井のシンガポールでの成長の更なるマイルストーンとなることを喜ばしく思う」(経済開発庁エネルギー&化学クラスター局長 リャン・ティン・ウィー氏)

本第2プラントは3月の営業運転開始直後よりフル稼働を達成しており、タフマー®の需要はアジアの経済発展と産業の高度化を背景に今後益々拡大していくと予測しております。当社は、高品質な製品の提供と技術サポート体制強化によって日本を含むアジアでの最大シェア維持と欧米市場への展開で更なる事業拡大を図り、グローバル市場での地位強化を目指してまいります。

MELSの概要

1. 社名 MITSUI ELASTOMERS SINGAPORE PTE LTD
2. 設立 2001年2月26日
3. 資本金 96.3百万US$(三井化学100%出資)
4. 所在地 3 HarbourFront Place #10-01 HarbourFront Tower2 Singapore 099254
(電話:+65-6532-0403 FAX:+65-6533-6423)
5. 社長 中嶋 靖
6. 事業内容 高機能エラストマー「タフマー®」を中心としたエラストマー 製品の製造・販売
7. 第2プラント概要 生産能力:10万トン/年
(MELSの生産能力は、20万トン/年、当社グループの生産能力は、 市原工場と合わせて25万トン/年となりました。)
完工時期:2009年10月
営業運転開始:2010年3月
総投資額:190億円

以上

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 IR・広報部長 裾分 啓士 TEL:03-6253-2100

シンガポール タフマー第2プラント竣工式開催の件(PDF:116KB)pdfファイルを開く

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