シンガポールにおけるタフマー®の生産能力増強について
2012年8月30日
三井化学株式会社
三井化学株式会社(社長:田中稔一)の100%子会社である Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltd(以下、MELS、本社:Singapore、社長:小守谷 敦)は、シンガポールにおける高機能エラストマー(商標名:タフマー®)の生産能力の増強を決定しました。
<能力増強の概要>
1. 対象製品 | タフマー® |
2. 所在地 | シンガポール ジュロン島内(MELS 工場敷地内) |
3. 増強内容 | 8千トン/年の特殊銘柄生産設備新設 製品倉庫・出荷設備の増強 |
4. 投資額 | 約25億円 |
5. スケジュール | 2013年10月完工(予定) |
タフマー®は当社グループが「世界トップ5事業」に位置づける世界トップシェアを有する競争優位製品であり、柔軟で軽量な性質を有するため、樹脂改質材や軟質成形材料として自動車、産業材、包装資材などに幅広く使用されています。
タフマー®の需要はアジアを中心とした経済成長と産業の高度化を背景にますます拡大していくことが見込まれており、その中でもエンジニアリングプラスチック改質材の特殊銘柄は自動車
生産台数の伸びや自動車軽量化の進展等により世界的に需要が大きく伸長しています。
そこで、日本の現行生産設備に加えてシンガポールへ新たに特殊銘柄生産設備を導入し、生産能力を増強します。
また、タフマー®事業では、これまでも北米・欧州地域での物流拠点を設置するなどグローバル物流体制の整備を進めてきましたが、今般シンガポールにおいても物流品質レベル向上を目的として、MELS の製品倉庫・出荷設備を増強します。
当社およびMELS は、今後も高品質の製品を供給する製造・販売・技術サービス・物流体制を拡充し、更なるタフマー®事業の強化・拡大を積極的に進めてまいります。
<MELS の会社概要>
名称 | Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltd |
設立 | 2001年 |
所在地 | シンガポール共和国 |
資本金 | 96.3百万米ドル |
生産能力 | 20万トン/年 |
事業内容 | 高機能エラストマー「タフマー®」を中心としたエラストマー製品の製造・販売 |
以上
本件に関するお問い合わせ先
三井化学株式会社 IR・広報部 | TEL:03-6253-2100 |
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