岩国大竹工場における爆発・火災事故について(第14報)

2012年9月10日
三井化学株式会社

4月22日(日)午前2時15分に弊社岩国大竹工場にて発生しました爆発・火災事故につきまして、お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族に対し心よりお悔やみ申し上げますとともに、負傷された方、家屋・設備等の被害に遭われた方、その他近隣居住・近隣企業の皆様、関係ご当局の皆様、お客様、株主様をはじめとする多くの方々に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
本事故に関し、現在停止中のプラントのうち一部に再開の見通しが立ちましたので、下記のとおりお知らせ致します。

1. 現在のプラント稼動状況

現在、岩国大竹工場では「レゾルシン」、「サイメン」、「ハイドロキノン」、「メタパラクレゾール」の4プラントが停止しております。
その他の製品及び工場用役に関するプラントはすべて稼動しております。

2. 稼動再開見通し

停止中の上記4プラントのうち「メタパラクレゾール」につきましては、発災したレゾルシンプラントの類似施設であることから、事故調査委員会で承認されたレゾルシンプラントへの事故再発防止策と同様の改善対策を実施した上で、関係ご当局に改善完了報告書を提出し、9月7日にご承認を頂きました。
今後、プラント立ち上げの準備を行い、9月下旬に稼動を再開する予定です。再稼動にあたりましては安全確保に万全を尽くしてまいります。

その他の3プラントの状況は次のとおりです。

プラント名 状況及び今後の見通し
レゾルシン 発災プラントのため、再開時期は未定です。見通しが立ち次第お知らせ致します。
サイメン
(メタパラクレゾールの原料)
事故により延焼したため、再開時期は未定です。見通しが立ち次第お知らせ致します。
なお、当面は市原工場で代替生産を行います。
市原工場では本日より生産を開始致しました。
ハイドロキノン 発災したレゾルシンプラントの類似施設であることから、同プラントへの事故再発防止策と同様の改善対策実施に向け、計画の策定中です。
改善対策の実施後、関係官庁のご承認を頂いた上で再稼動致します。

以上


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