小学生との「田んぼの生きもの調査」を2ヶ所に拡大して実施
2017.08.10
三井化学株式会社
三井化学株式会社(代表取締役社長:淡輪 敏)の100%子会社である三井化学アグロ株式会社(社長:谷 和功)は、JAあさひなとの共催に加えて、新たに東北大学・カタールサイエンスキャンパス※の「体験型科学教室」の一環として行った調査にも協力し、2か所で「田んぼの生きもの調査」を実施しました。
本調査は、三井化学アグロの企業理念「環境安全」に対応した「高品質の製品サービスをお客様に提供、貢献することを通じて社会に責任を果たす」取り組みの一つとして2012年から毎年実施しているものです。農薬を販売するだけではなく、農業生産者や消費者の方々と田んぼに入り、生きもの調査を体験しながらこれからの農業や食、環境について考える機会を提供し、また、農薬が水田の生き物に及ぼす影響を調査することで、製品の改善や開発にも役立てています。
恒例となった大和町立鶴巣小学校児童を迎えた調査は、3年生16名が参加し、地域コーディネーター、JAあさひなの方々と共に実施しました。また、今回初めてとなる東北大学・カタールサイエンスキャンパス、JA仙台の方々と共に実施した調査は、宮城県内各地域から抽選により選ばれた1~4年生児童と保護者44名を招き開催しました。
参加した方々から「環境保全や農業への理解を深める大変貴重な取組みである」「主食の米を改めて考える・知る良いきっかけになった」といったご意見のほか、「農薬メーカーが自然との共生を考えて努力している事がわかった。」「農薬の自然への影響調査の重要性が理解できた。」との声もあり、取り組みに対する理解を深めていただく機会にもなりました。
JAあさひな
日時 : 2017年6月13日(火)
場所 : 宮城県大和町鶴巣
参加者数 : 40名
カタールサイエンスキャンパス 体験型科学
日時 : 2017年6月17日(土)
場所 : 宮城県仙台市泉区
参加者数 : 62名
三井化学グループは、今後も地域・社会との連携を図り、農業生産や環境保全へ貢献するとともに、子供たちに食育や、生物多様性について学ぶ機会を提供してまいります。
※カタールサイエンスキャンパス:
東日本大震災復興のため、次世代育成を目的にカタール政府により設立された基金を元に、東北大学大学院工学研究科・工学部が、宮城県の小・中・高校生を対象にものづくりや科学実験に関連するイベントを行うプロジェクト。
以上