「田んぼの生きもの調査」を小学生とともに2か所で実施

~生物多様性に配慮した米作り~

2018.06.28

三井化学株式会社

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)の100%子会社である三井化学アグロ株式会社(社長:小澤 敏)は、JAあさひな(宮城県黒川郡大和町)との共催に加えて、東北大学サイエンスキャンパス※1の「体験型科学教室」の一環として行った調査にも協力し、2か所で「田んぼの生き物調査」を実施しました。

田んぼの生き物調査
■ 田んぼの生き物調査
日時:6月12日(火)
場所:宮城県黒川郡大和町
参加者数:31名
東北大学サイエンスキャンパス
■ 東北大学サイエンスキャンパス
日時:6月23日(土)
場所:宮城県仙台市泉区
参加者数:56名

三井化学アグロは、農薬を販売するだけではなく、JA、農業生産法人、農家や消費者の方々と田んぼに入り、生きもの調査を体験しながら、これからの農業、食や環境について考える機会を提供する活動を2012年から毎年実施しています。調査終了後には、生き物調査の結果をまとめた「鑑定書」を発行することで、多様な生き物が生息する田んぼで作られた米であることを証明し、地域の米の付加価値向上に貢献しています。
大和町立鶴巣小学校の3年生10名が参加した活動は、文部科学省が推進する地域学校協働活動※2として地域コーディネーター、JAあさひなの方々と2015年から実施しています。子供たちは田んぼで多様な生き物を観察したあと、環境と共存しながらの米作りの重要性について学習しました。

今年2回目となる東北大学サイエンスキャンパスでの活動では、JA仙台の方と共に宮城県内各地域から抽選により選ばれた1~4年児童と保護者41名を招き、調査を実施しました。
参加者の方々からは、「学校の環境教育としてとても貴重」、「使用後の環境変化を調査しているのは素晴らしい」との声もあり、取組に対する理解を深めていただく機会になりました。
三井化学グループは、今後もこうした活動を通じて、子供たちに食育や、生物多様性について学ぶ機会を提供してまいります。

※1サイエンスキャンパス:東日本大震災復興のため、次世代育成を目的に、東北大学大学院工学研究科・工学部が、宮城県の小・中・高校生を対象にモノづくりや科学実験に関するイベントを行うプロジェクト。

※2地域学校協働活動:地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動。

以上