特定非営利活動法人 化学生物総合管理学会より「奨励賞」を受賞

2013年10月8日
三井化学株式会社

当社は、製品や工場における化学物質の総合的な管理が評価され、特定非営利活動法人 化学生物総合管理学会別ウィンドウで開く より、「奨励賞」を受賞しました。

 当社では1997年よりレスポンシブル・ケア方針別ウィンドウで開く を制定し、化学物質管理の改善に取り組んで参りましたが、今回の受賞は、上記継続的な取り組みに加え、情報一元管理システムの基盤整備や、プロダクトスチュワードシップに基づく製品のリスク評価などの化学物質マネジメント戦略を積極的に推進してきたことが評価されたものです。

(左から下須賀RC品質保証部長、増田お茶の水女子大学教授、綱島安全・環境企画管理部長、半沢化学品安全GL)

現在、当社の化学物質マネジメント戦略は、製品の開発から廃棄に至る「ライフサイクルにおける環境影響評価」、化学物質の「リスク評価」、「一元的な情報管理システム」の3つの柱で推進しています。

 「ライフサイクルにおける環境影響評価」では、ライフサイクルインパクトアセスメント(LCIA)に基づいた定量評価手法を確立しており、既に各製品での評価を進めています。
化学物質の「リスク評価」については、リスクベースの化学品管理を進めライフサイクル全体でのリスクを低減する「プロダクトスチュワードシップ」に則り、評価しています。また、評価を終えた製品の一部は「安全性要約書」としてホームページへの開示を進めています。
化学物質ごとに原料や製品情報をトレースできる「一元的な情報管理システム」の導入により、国内外の法規制情報の共有化、対応効率化が可能となり、製品情報の管理強化に繋がりました。また業務プロセスと連携させたことで、顧客への迅速な情報提供が可能となりました。

当社は今後とも、化学物質マネジメント戦略を推進し、更に発展させるとともに、事業を通じた環境負荷低減に積極的に取り組んで参ります。

以上

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化学物質や生物のリスクに関する社会の関心や国際的議論を背景に、化学物質(ナノテクノロジーを含む)や生物のリスクの評価や管理に関心を持ち、あるいは日々こうした分野で実務・研究に携わる方々が、科学的な知見と論理的思考を踏まえつつ、広く相互に意見を交換し自己研鑽するとともに、社会に広く提言・発信する拠点として2004年1月に、お茶の水女子大学 増田優教授 により設立された特定非営利活動法人。


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