マネジメントシステム 健康経営 有害物質ばく露防止

有害物質ばく露防止

労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)や2015年度に構築した化学物質の有害性リスクアセスメントシステム(新リスクアセスメントシステム)の活用、産業医・衛生管理者による職場巡視や内部監査などにより、労働衛生リスクの低減や職場環境の改善に努めています。

リスクアセスメント

労働安全衛生法の改正にともない化学物質の有害性に関するリスクアセスメントや対策の強化が求められています。これまでのリスクアセスメントをさらに強化した新リスクアセスメントシステムを確立し、2016年度よりこのシステムを使用して有害物質(吸入性化学物質)を取り扱う作業のリスクアセスメントを計画的に実施しています。

2018年度までに、のべ9,415件の定性的なリスクアセスメントを終了しました。このうち3,140件についてはリスクレベルが高いと判断したため、計画的に個人ばく露評価などの定量評価を続け、1,190件に関して定量評価を終了しました。また2019年度までに、のべ12,660件の定性的なリスクアセスメントを実施し、定性評価はすべて終了しました。このうち4,297件についてはリスクレベルが高いと判断しており、2,145件に関して定量評価を終了しています。定量評価においてもリスクが高いと判断された作業は、計画的に作業改善を行いリスクの低減に取り組んでいます。2020年度は新規作業に関して定性評価を行います。一方、リスクレベルの高い4,297件のうち定量評価が未実施の2,152件の対応を行う予定です。

また、有害物質の皮膚吸収による健康障害が社会的問題になったことから、2018年度に新たに化学物質の皮膚吸収性化学物質による健康障害に特化したリスクアセスメントシステムを構築しました。2019年度以降、3,418件中3,352件の皮膚吸収性化学物質リスクアセスメントを行い、改善に取り組んでいます。皮膚吸収性化学物質リスクアセスメントは2020年度までに完了するとともに、設備対応・作業方法の見直し、又は透過・劣化性能を確保した適切な保護具の選定を行ってゆく予定です。

作業環境改善例① 特定化学物質のサンプリング作業

改善前

サンプリングボックス内でサンプリングを実施していたが、扉開放時にばく露リスクがあった。

改善前

改善後

サンプリングボックスを完全に密閉化し、ボックス内でサンプリング作業が実施できるようにしたため、ばく露リスクが大幅に低減できた。

改善後

作業環境改善例② 有機溶剤のサンプリング作業

改善前

ある職場では、サンプリングの際、タンクの配管から直接瓶に採取していたので、被液と吸入ばく露のリスクがあった。

改善前

改善後

サンプリング口をボックス化した。また、ねじ山付きのサンプル瓶をサンプリング口に取り付け、密閉状態でパージ・共洗い・サンプリングが可能となった。このため、被液と吸入ばく露のリスクを大幅に低減できた。

改善後

産業医による海外関係会社に対する労働衛生リスク低減のための職場巡視

海外関係会社向けの労働衛生リスク低減策として、本社産業医が海外事業所を巡回する際に、計画的に職場巡視を行い労働衛生の改善点を指導しています。2019年度は、海外事業所6カ所で実施し、現地担当者への教育も行いました。

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