座学より実験を重ねてきた
入社1年目を振り返る。
入社して1ヶ月は本社研修、その後1ヶ月の工場実習を経て、現在の歯科材料グループに配属されました。基本的な安全教育を受けたあとは、座学より優先してすぐに実験へ。配属当初は、化学的知識もさることながら、歯科独特の評価方法を習得する難しさに驚きました。洗浄された牛の歯を樹脂の中に埋め込み、表面を削って材料を詰めたり、接着したりと、予想外の作業に戸惑うことも多かったです。そんな中、チューターとして指導にあたる先輩が気配りの細やかな方で、私が困らないようにと頻繁に話し合いの機会をつくってくれたんです。経験の浅い私の意見も尊重して聞いてくれるので、実験を重ねていくうちに自信が持てるようになりました。
グループワークから感じた、
自分に適した環境。
入社を希望したきっかけは、会社の雰囲気が良かったことです。説明会の際も、難しいと感じた点をわかりやすく丁寧に教えていただき、とても好感を持ちました。また、グループワークを多く設けていたことから、チームワークを重要視する会社であると感じました。自分は一人より複数で行動することが好きで、楽しさや喜びを共有したいと思うタイプなので、そんな性格にも合っている会社だと思いましたね。念願叶って入社した現在も、チーム内でのコミュニケーションは求められますし、積極的に手を取り合う環境があると感じています。
自分の提案が採用候補となり、
やりがいを実感できた。
現在手がけている業務は、歯科子会社との共同プロジェクトにおける製品材料提案、現行品の代替案となる化合物の提案、欧州の規制に対応した新規触媒探索と、大きく3つあります。基礎研究寄りのものから製品に近いところまで幅広く担当しています。特に新規触媒探索の業務は、私に一任されている状態なので厳しさを感じることもあります。一方で、自分の提案した製品組成が歯科製品採用候補となり、特許明細書の作成および出願へとたどり着くこともあります。そうやって自分のやり方で成果を出せた時は、やりがいを実感できますね。
研究職の枠を超え、
自身の製品の価値を見出す。
大学時代の研究と違うのは、納期がある仕事なので、時間感覚や優先順位を強く意識しなければならないということです。その分、実験の進め方などは個々の意見が尊重されています。考察する機会も頻繁に与えてくれるので、じっくりと研究に取り組めるんです。また、自身の状況に合わせて計画的に休暇を取得できるため、働きやすさを感じることは多いですね。今後の目標は、研究職として新しいものを作り出し、新製品上市に貢献すること。そして将来的には、自身で営業・販売に関与し、利益に貢献したいという思いがあります。実際にお客様に対して、自分がつくった製品を自分で売っていく、そのマーケティングやブランディングにも関わっていけたら嬉しいですね。
Private
友人とスキューバダイビングに挑戦した時の写真です。はじめは水中で息を吸うことだけでも必死でしたが、今では海の魅力のとりこになりました。いつかブラックマンタと潜ってみたいですね。
三井化学の同期と行った旅行です。千葉にあるハワイの雰囲気を楽しめる動植物園に行きました。動物や熱帯植物に囲まれながら、フラダンスも観ることができて本当に癒されました。