研究にとって最高の場所で、
地球に優しい製品を
開発する。

A.S.

研究開発本部
高分子・複合材料研究所
モディファイヤーグループ
接着材料チーム
専攻:高分子化学
2020年入社
私の化学式
4つの質問から、
自分自身を構成する「化学式」を
描き出してもらいました。
質問内容
  • Q1:仕事で大切にしていることは?
  • Q2:プライベートで大切にしていることは?
  • Q3:これからの目標を教えてください。
  • Q4:ご自分の個性を一言で言うと?

入社のきっかけは、
ある1日のインターンから。

学生時代はバイオマテリアル系を研究していたので、当時はBtoCのメーカーを中心に就職活動をしようと考えておりました。しかし、準備を進めていくうちに、生活者の目に見えないところでさまざまな製品を生み出し、日常を支えている化学メーカーの魅力に惹かれました。そこで、三井化学の研究職向け説明会に参加。この説明会は1dayインターンも兼ねており、市場データを分析して経営方針を決定するグループワークが実施されました。そこで世界規模で時代のニーズを捉え、ビジネスチャンスを獲得していくチャレンジ精神が若手のうちから求められていると強く実感しました。三井化学なら、より自己成長できるのではないかと感じたのが、入社のきっかけです。また、研究のスペシャリストからジェネラリストまで、幅広いキャリアを描く先輩社員の話を聞き、選択肢の多さとさまざまな活躍の場があることにも強い魅力を感じました。

万能な特徴をもつ「アドマー®」。
それを進化させる研究開発を担当。

私は現在、自動車などのモビリティ関連の材料や包装材を扱うモディファイヤーグループの中で、包装材・自動車材・産業材用途で幅広く使用されている接着性樹脂「アドマー®」の研究開発を担当しています。アドマー®は高い接着性や成形加工性、食品衛生性をもつ万能な製品で、燃料タンクから食品・化粧ボトル、食品包装フィルムなど用途は多岐に渡ります。また、グローバル展開している製品なので、海外にも多くのお客様がいます。私は中国、韓国、台湾の拠点を担当しており、現地スタッフと協力しながら新規銘柄開発や成形品の分析・条件提案を通してトラブルを解決する技術サポートを行っています。新規開発では環境関連のテーマを担当し、地球に優しいアドマー®銘柄の開発に取り組んでいます。

入社前から魅力に感じた、三井化学ならではの社風。

大きな壁に直面しようとも、
チーム一丸となって解決する環境が魅力。

これまで携わった業務の中では、新規銘柄の「アドマー®EF」の開発が最も印象に残っていますね。近年、カーボンニュートラルの観点から、植物由来原料からなるバイオマス樹脂を活用した製品への関心が高まっており、アドマー®についても開発に着手しました。しかし、高いバイオマス度を維持しながら、従来アドマー®と同等の接着性能や成形性を達成することが大きな課題となっていました。当時は開発が難航しましたが、チーム内で幾度となく議論し、アイディアを出し合い、試行錯誤の末に高いバイオマス度を有するアドマー®EF銘柄が完成しました。このアドマー®EF銘柄の開発により、これまでのように、自動車の軽量化によるCO2排出量削減、包装フィルムによる食品のロングライフ化等の、アドマー®を使用した最終製品としての機能を達成するだけでなく、アドマー®自体のCO2排出量を低減させることが可能となり、カーボンニュートラルに貢献します。大きな壁に直面したときでも、先輩後輩関係なく一丸となって取り組むこの職場の雰囲気が、私はすごく好きです。そして全員で新規開発を完遂したやりがいは、これからも深く刻まれると思います。

周りのおかげで課題を解決できた。今度は自分が支える存在に。

自分にとって三井化学は、
やりがいと目標に満ち溢れている場所。

苦労して開発したアドマー®EFを環境対応銘柄として三井化学フォーラムで発表した際には、多くの方から反響をいただき、社会から求められている製品だと実感できました。新規のお客様の獲得につながったのも嬉しかったですね。当社に所属する多くの方が感じることですが、私のような若手の研究者でも、このような大型案件に取り組めるやりがいが三井化学にはあります。また、入社前から抱いていた、ユニークで個性豊かな人が多く、職場の雰囲気が明るいという印象は入社から数年経った今でも変わりません。「個性×ワンチーム」で日々新しい発想が生まれる当社の環境は、研究者にとって最高の場所だと思います。この環境の中で、私はこれから自身のワークスタイルを確立し、「私だからできたんだ」と胸を張って言える仕事を増やしていきたいです。そして、世の中に新しい価値を提供するような製品・ビジネスモデルを提案できる存在を目指していきます。

Time TableA.S.さんの1週間

月曜日
チーム内ミーティング

チームメンバーと1週間の予定を確認します。それぞれが実験内容や打ち合わせ内容の共有を⾏います。具体的には、実験の⽬的と試⾏⽅法を発表し、チームメンバーからの質問・助⾔を元に皆で議論することで内容のブラッシュアップを⾏います。

火曜日
実験

⽉曜⽇にチーム内で共有した実験内容をメンバーのアドバイスをもとに改善したあと、実際に検討を開始します。成形担当の⽅が経験・技術を基に作業を主導してくれます。私は実験発案者としてそのサポートを⾏います。

水曜日
実験

⽕曜⽇に⾏った検討で製作した試作品を、フィルムやボトルに成形することで性能評価のためのサンプルを作製します。⼤きな成形機の中に樹脂を流す⼤がかりな実験となるので、1⽇中装置を稼働させていることが多いです。

木曜日
顧客面談・分析データまとめ

国内や海外のお客様からアドマー®について起きたトラブルのお話をお聞きします。まずはどんなことで困っているのかをじっくりお聞きし、その内容をもとに、課題を解決するためのニーズに合わせた提案を⾏います。また、これまでの実験結果や分析結果を報告書にまとめます。

金曜日
担当拠点ミーティング・
実験計画作成

担当する拠点内で起きた出来事の進捗確認を行います。海外の現地のスタッフと一緒に、開発状況や製造状況の確認、今後の方針についての会議を行います。実験計画作成については、翌週以降のスケジュール作成がメインとなります。

Private

三井化学の社員の方々に、仕事を離れたプライベートでは
どのような時間を過ごしているのか伺ってみました。

Private

大学時代の親友たちとご飯、東京が近いので頻繁に遊んでいます

Private

チームメンバーとデイキャンプ

Private

市原工場メンバー(先輩・同期)とイサキ釣り

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