三井化学の熱意と、
研究者が集う環境に憧れた。
学生時代は有機金属錯体の研究に没頭し、自分の手で誰も作ったことがない分子を生み出すことに魅力を感じていたため、研究職の仕事に就きたいと考えていました。もともと興味があった素材メーカーを中心に就職活動をしていたところ、三井化学の人柄の良さに魅力を感じました。面接時に仕事への熱意や誇りをお話してくださったことや、質問に正直に親身に答えてくださったことで、一緒に働きたいという思いが芽生えました。また、三井化学は研究体制が袖ヶ浦センターに集中しているため、一緒に研究する仲間といつでもディスカッションできる環境にも惹かれました。業務中にわからないことや相談したいことがあっても、現場にはさまざまな専門家がいるため、とてもお世話になっています。
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解析技術を駆使して、
研究者を支えられるやりがい。
私が所属している先端解析グループは、計算化学や計算工学、AI、マテリアルズインフォマティクス(MI)、先端分析技術を活用し、製品開発・製造技術開発の加速を図るための研究開発基盤の役割を担っています。私が担当している業務は計算化学やMIを用いた解析を社内の研究開発テーマに適用することで、材料開発の促進を目指しています。具体的には、社内の研究者から実験結果のデータをいただき、機械学習やシミュレーションソフトを用いた解析を行います。その解析結果から、こういう研究をすれば求めている物性をもった材料が得られるのではないかという、コンピュータの観点から開発のサポートを行っています。当社では日々あらゆる研究が行われているので、依頼されるテーマによっては専門的な知識が必要になります。その都度、学ぶべきことがたくさんありますが、自身の業務によって研究開発を支えられることに、やりがいを感じます。
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データを分析した最適な提案で、
実験の成功をサポートする。
当グループに配属されたときは、学生時代に学んでいたこととは異なる分野の業務だったので、主に使用する数学から勉強し直しました。当時は覚えるだけで精一杯で、解析結果を得られた際にそれをどう解釈すれば良いのかなどわからないことだらけでした。先輩社員に相談してアドバイスをいただきながら理解し、今はこうして業務に取り組めているのでとても感謝しています。慣れるまでは苦戦しましたが、現在は幅広い製品に対してMIや計算化学の視点で関われることに魅力を感じています。MIは研究者からいただいたデータを元に目標を達する実験条件を提案することが多いのですが、研究者の納得感を得られたときや、提案した内容で良い結果が生まれたときは嬉しいですね。研究者の勘や経験に頼ることが多い分野にMIを適用し、ベテランの知見と一致するような結果が得られた際に、MIの可能性を感じました。
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時代の流れを追い、
解析技術の活用を当たり前にしたい。
世間ではDXという言葉をよく目にするようになり、当社でも技術を用いて効率的な業務を求められるようになってきました。私はMIという解析技術の活用によって、これからの研究開発の効率化を図りたいと考えています。材料開発する上で、どんな化合物を使うのか、どんな組み合わせにするかを考えるときに、研究者が当たり前にMIを使うようになることが目標です。そのために、研究者に頼られる解析担当者になれるように取り組んでいます。また、この分野は日々新しい解析技術が生まれています。その技術を活かして、MIで提案された条件をもとに新製品が誕生することも目指していきたいです。私の業務は研究者をサポートすることであり、最前線で活躍するという役割ではないですが、それでもあらゆる人たちの研究に貢献できるこの仕事に誇りを持っています。
Private
三井化学の社員の方々に、仕事を離れたプライベートでは
どのような時間を過ごしているのか伺ってみました。
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片方はネモフィラを見に行ったときの写真です。
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フレックスを利用していくことができたライブの写真です。