新着情報
- 2022.9.25 地域広報紙「とうかやま」発行
- 2022.3.27 地域広報紙「とうかやま」発行
- 2021.9.26 地域広報紙「とうかやま」発行
地域広報紙「とうかやま」
※室町時代、この地が稲荷山(とうかやま)と呼ばれていたことから、地域の皆様との結びつきを深めたいという思いを込めて、広報誌名を「とうかやま」と名付けました。
概要

〒836-8610
福岡県大牟田市浅牟田町30番地
敷地 | 252万m2(福岡ヤフオクドーム約36個分) |
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従業員 | 741名(関係会社含む) 2023年2月1日現在 |

プラント全景
工場の特色
1912年、三池炭鉱で事業展開する三井鉱山は、化学事業の端緒としてコークス製造の過程で生じるガスを利用して化学肥料「硫安」の生産を開始するとともに、ガス・コールタール等の副産物工場を稼働し始めました。
大牟田工場は、この石炭化学事業を承継・発展させ、日本の近代化と戦後復興を支えた「肥料事業」や精密有機合成化学事業の第一歩となる「染料事業」を礎に、ファインケミカル製品を展開してきました。
現在は、「最高品質光学プラスチックレンズ原料」、「地球環境にやさしい農薬」、「広範な応用可能性を秘めたウレタン」を三本柱として、先人から受け継いだ技術と歴史をベースに世界最高レベルの競争力強化に取り組んでいます。

※三池の石炭を発見した伝説の絵
1469年、一農夫、伝治左衛門(でんじさえもん)が現在は大牟田工場内に位置する三池稲荷山(とうかやま)で、もえる石(石炭)を発見したと言い伝えられています。
主要製品
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ウレタン
イソシアネートとポリオールを反応させて合成する高分子化合物。車のシートクッションや枕など、皆様の生活を支える様々なものに使用されます
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プラスチックレンズ(メガネレンズ)
プラスチックレンズは複数のメガネレンズモノマーを混ぜ合わせて製造されます。このレンズは高い屈折率に加え、薄型、軽量、高い耐衝撃性を実現しています。当社のプラスチックレンズは、グローバルスタンダード原料として幅広く採用されています。
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農業・園芸用薬剤
浸透移行性を有し、害虫に卓効を示す高性能殺虫剤。ハロゲンを含まず、人畜、魚類、鳥類などへの毒性も低く、農薬用途のみならず、衛生害虫、防疫用途、ペット用途など、幅広く利用されています。
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タウリン
タウリンは、アミノ酸の一種で生命活動に欠かせないエネルギーの産生や各種代謝に関与しています。栄養ドリンクなどに使用されています。
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オーラム
金属代替となりうる優れた耐熱性と、熱可塑性を有するポリイミド樹脂。自動車のシールリングやブッシュ、産業機器のシール部品、OA機器の断熱ブッシュやギア、HDD部品、電子材料用フィルムなどとして利用されます。
主な原料 | 製品名 | 主な用途 |
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トルエン、ベンゼン、メタノール | TDI(トリレンジイソシアネート) | クッション、接着剤 |
MR™シリーズ | メガネレンズ | |
トレボン原体、スタークル原体、アフェット原体、サンブラス原体、クロールピクリン類 | 農業用殺虫剤、農業用殺菌剤、園芸用薬剤、農業用土壌燻蒸消毒剤 | |
タウリン | タウリン含有ドリンク剤 | |
オーラム | 自動車、産業機器、複写機用部品など |
主要プラント
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イソシアネート工場
大牟田工場の主力製品の一つであるウレタンの原料、TDI(トリレンジイソシアネート)を作っています。ここは一年間、休むことなく連続運転しています。
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一部山
大牟田工場は、石炭の坑口に建設されたため、工場の敷地の中央には大きな岩山がそびえ立っています。ここには手付かずの自然が残されており、ハゼノキ、モチノキなどの樹木が茂り、2007年2月5日に大牟田市より保存樹等指定を受けました。
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操業記念碑
現在の三井化学はさまざまな会社が合併を繰り返し1997年に今の体制を整えましたが、かつて大牟田工場には、石炭化学から始まった東洋高圧工業、三井化学工業、三池合成工業などの会社がありました。私たちは、それらの会社の代表的な製品をモニュメントとして残しています。