「田んぼの生きもの調査」を小学生とともに実施
~生物多様性に配慮した米作り~
2019.07.01
三井化学アグロ株式会社
三井化学アグロ株式会社(社長:小澤 敏)は、宮城県内の2か所で、小学生とともに「田んぼの生きもの調査」を実施しました。子供たちは、田んぼで多様な生きものと共存しながら米作りが行なわれていることを学ぶ機会になりました。
大和町立鶴巣小学校の3年生が参加した田んぼの生きもの調査は、JAあさひな(宮城県黒川郡大和町)が主催し、文部科学省が推進する地域学校協働活動※の一環として、地域コーディネーター、教職員、JA全農の方々に三井化学アグロの仙台支店等が協力して、2015年から毎年実施しています。
一方、仙台市立上愛子小学校、作並小学校、大倉小学校の3・4年生が参加した田んぼの生きもの調査は、元東北大学サイエンスコーディネーターの石垣富一郎氏の呼びかけに応じ、三井化学アグロの仙台支店等が協力して初めて開催されました。
参加した子供たちは「田んぼの周りには、いろいろな生きものがいました」、「家のうらの田んぼでも、いろいろな生きものを調べたり採ったりしたい」と楽しかった様子で、教職員の方からも「こんなにたくさんの種類の生きものがいる事に驚いている」との声が聞かれ、生物多様性に配慮した米作りを学び、三井化学アグロの取組に理解を深めていただく機会にもなりました。
三井化学アグロは、農薬を販売するだけではなく、農業生産者、消費者の方々とともに、田んぼの生きもの調査を体験しながら、食や生物多様性について考える機会を提供する活動を2012年から実施しています。田んぼの生きもの調査の結果をまとめた「鑑定書」を発行することで、多様な生きものと共存しながら作られた米であることを証明し、地域の米の付加価値向上も支援しています。今後も、子供たちへの学習機会提供、食糧生産の向上への取組を通じて、社会課題の解決に貢献していきます。
※地域学校協働活動:地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動。
以上