三井化学グループ世界自然遺産応援プロジェクト第4弾 ~奄美大島・徳之島編~ 徳之島の小学生とコラボレーションした「ノンロット®」ベンチを寄贈
奄美出身建築家・山下保博氏による建築デザインのワークショップで小学生自らがデザイン!
2022.09.06
三井化学株式会社
三井化学株式会社(代表取締役社長:橋本修)と三井化学産資株式会社(代表取締役社長:橘明宏)は、世界自然遺産応援プロジェクトの第4弾として、徳之島の岡前小学校(鹿児島県天城町)にて建築家の山下保博氏による建築及びデザインについてのワークショップを実施し、授業の中で実際に小学生がデザインしたベンチを5基製作、天城町役場、岡前小学校、天城岳松原登山道とクロウサギ観察小屋に寄贈しました。
今回、その様子を収めた活動紹介動画を公開いたしましたのでお知らせいたします。
鹿児島県から沖縄県の南西諸島にまたがる 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(奄美・沖縄)」 は、 きわめて貴重な生物や生態系を有しており、2021年にユネスコ世界自然遺産として登録されました。徳之島には、アマミノクロウサギやアマミアオガエルなど天然記念物や固有種、絶滅危惧種が数多く分布しており、生物多様性の保全にとって極めて重要な地域となっています。
今回、天城町の協力のもと、天城町立岡前小学校(徳之島)にて、3回の出前授業を実施しました。まず2月には奄美大島出身の建築家である山下保博氏を講師に迎え、奄美建築及び建築やモノづくりに必要なコンセプト作りを学んだのち、実際にベンチのデザインをみんなで考えるワークショップを実施、子供たちは、みんなが幸せで100年すわれるベンチなどをコンセプトに、徳之島の伝統「闘牛」と希少動物である「アマミノクロウサギ」をモチーフとした絵を描きました。その後、山下氏がこの絵をもとに設計し、鹿児島県産のスギ材を使用したベンチを制作しました。4月と6月のワークショップでは、三井化学産資の指導のもと、「木が呼吸でき、木の香りが匂いたつ木材保護塗料ノンロット®」でベンチの塗装を施し完成させました。
ベンチは、天城岳登山道入り口、クロウサギ観察小屋、天城町役場と岡前小学校に設置され、訪れる人たちに徳之島の文化と伝統を伝えていきます。
木材保護塗料 ノンロット® http://www.nonrot.jp
ノンロット®は、木材が本来持つ通気性(調湿性)を最大限活かしながら、風雨をしのぐ超撥水性、耐UV性、防腐・防カビ・防虫性を有する安全性の高い塗料です。木の呼吸を妨げず、心地よい木の香りが感じられることから、多くの建築家・設計士、施主の皆さまから選ばれている木材保護塗料です。
山下保博氏プロフィール https://yamashita-yasuhiro.net/archives/22155
1991年より建築家として活動し、革新的な素材・構造・構法に挑む建築を通して国内外で様々なアワードを受賞。東京大学・慶応義塾大学・九州大学等で講師として街づくりを研究した後、2016年からは故郷の奄美大島で、宿泊施設「伝泊+まーぐん広場」を中心とした、集落住民・高齢者・観光客の交流による街づくり事業を展開。2020年にはUNWTO主催「第6回ジャパン・ツーリズム・アワード」にて国土交通大臣賞・倫理賞のW受賞、2021年には国際的なエコラベル「グリーンキー」を取得した。