マテリアリティの特定プロセス マテリアリティと取り組み

マテリアリティと取り組み

三井化学グループのマテリアリティは、社会価値と企業価値、両方の創出に直結するテーマを「持続可能な社会への貢献」に分類し、それを「事業継続の前提となる課題」および「事業継続に不可欠な能力」が支える構成になっています。

持続可能な社会への貢献

ライフサイクル全体を意識した
製品設計

社会課題に対する認識と三井化学グループの取り組み

社会課題はそれぞれが複雑な関係性を有しており、全体を俯瞰した視点で取り組む姿勢が必要です。そのため、ライフサイクル全体を通じて環境・社会に配慮する経済活動が求められています。デジタル化が進展し、サーキュラーエコノミーへの対応の必要性が高まる中、こういった視点を考慮することで新たなビジネスチャンスが生まれると考えています。

気候変動

社会課題に対する認識

パリ協定の目的である世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して「2度未満」に抑え、加えて「1.5度未満」を目指す取り組みを実施し、社会のカーボンニュートラル実現が求められています。その実現に至る過程では低炭素化(緩和)かつ強靭な社会の構築(適応)が望まれています。

三井化学グループにとっての機会とリスク (例)

EVシフト、再生可能エネルギーの主流化 GHG排出規制、炭素税などの規制強化
再生可能原材料への転換 石化型製品の需要減退
非石化型製品・技術の需要増加 風水害による生産拠点の被害
防災・減災、感染症対応製品の需要増加 サプライチェーンの途絶
三井化学グループにとっての機会とリスク (例)
EVシフト、再生可能エネルギーの主流化
再生可能原材料への転換
非石化型製品・技術の需要増加
防災・減災、感染症対応製品の需要増加
GHG排出規制、炭素税などの規制強化
石化型製品の需要減退
風水害による生産拠点の被害
サプライチェーンの途絶

三井化学グループの取り組み

パリ協定の目標達成に貢献するため、三井化学グループは2050年のカーボンニュートラルを目指しています。当社グループは自社に関するGHG排出量の削減を進めるともに、製品・サービスを通じてバリューチェーン全体における低炭素化に取り組んでいきます。

サーキュラーエコノミー

社会課題に対する認識

世界の人口増加や途上国、新興国を含めたグローバルな経済活動の活発化にともない、資源の大量消費と廃棄を前提とした従来型の経済活動がプラネタリーバウンダリー(地球の限界)を超える大きな脅威となっています。こうした中、資源利用と経済成長のデカップリングにより環境と社会の持続可能性を高める「サーキュラーエコノミー」への転換が求められています。

三井化学グループにとっての機会とリスク (例)

エコシステム視点のソリューションビジネスの機会増大 プラスチックごみ問題に起因するプラスチック需要の低下
環境適合設計の要望の高まり 拡大生産者責任などの規制強化
DXによるトレーサビリティの重要性増加 リサイクルプラットフォーマーの台頭による化石資源由来プラスチック製品の地位低下
三井化学グループにとっての機会とリスク (例)
エコシステム視点のソリューションビジネスの機会増大
環境適合設計の要望の高まり
DXによるトレーサビリティの重要性増加
プラスチックごみ問題に起因するプラスチック需要の低下
拡大生産者責任などの規制強化
リサイクルプラットフォーマーの台頭による化石資源由来プラスチック製品の地位低下

三井化学グループの取り組み

三井化学グループは産官学との連携・協力を図りながら、環境基盤技術の開発・獲得、再生可能な原燃料資源の活用やリサイクルを推進するとともに、サーキュラーエコノミーを支える素材・サービスの創出を含め、素材提供に留まらないソリューションの提供を通じてサーキュラーエコノミーの構築に貢献していきます。

健康とくらし

社会課題に対する認識

世界の人口増加、高齢化、社会参画の多様化(ダイバーシティ&インクルージョン)は人々の生活に大きな変化をもたらし、あらゆる側面で様々なニーズが出現しています。また、経済・社会のグローバル化の進展にともない、新たな感染症の急速かつ大規模な拡大による社会、経済機能の麻痺など、社会課題の影響範囲が広がっており、その対応が求められています。

三井化学グループにとっての機会とリスク (例)

あらゆる人が適切なタイミングで質の良い医療や介護を受けられる体制の強化にともなう、モビリティ・医療機器類・医薬包材・ICT分野製品の需要増加 感染症予防・拡大防止、保健衛生の向上などの製品需要増加
高齢者や障害者などの社会参画支援のサービスや製品の需要増加 今後のライフスタイルの不透明感
病気・健康対策に加え、未病への対応とくらしの快適性・安全性ニーズの拡大 医療関連の製品・サービスの規制対応漏れ、PL訴訟
三井化学グループにとっての機会とリスク (例)
あらゆる人が適切なタイミングで質の良い医療や介護を受けられる体制の強化にともなう、モビリティ・医療機器類・医薬包材・ICT分野製品の需要増加
高齢者や障害者などの社会参画支援のサービスや製品の需要増加
病気・健康対策に加え、未病への対応とくらしの快適性・安全性ニーズの拡大
感染症予防・拡大防止、保健衛生の向上などの製品需要増加
今後のライフスタイルの不透明感
医療関連の製品・サービスの規制対応漏れ、PL訴訟

三井化学グループの取り組み

三井化学グループはビジョンケア(視力補助、目の保護)やデンタルケア、医療用品や衛生製品、ユニバーサルデザイン対応製品・サービスの創出を通じ様々な地域(都市、遠隔地)に生活するすべての人(老若男女、病気・障害の有無を問わず)が健康・安心で快適な生活を送ることができる包摂的な社会の構築に貢献していきます。

住みよいまち

社会課題に対する認識

気候変動にともなう自然災害の激甚化や、災害発生時のインフラやサプライチェーンの途絶といった有事に備えて防災および減災を考慮した社会の構築が望まれています。また、スマートシティ化ニーズの高まりや、DXをはじめとした技術革新にともなうインフラ・行政サービスの全体最適化が求められています。

三井化学グループにとっての機会とリスク (例)

人口規模に応じたスマートでレジリエントなまちづくり需要増加(都市のICT化・インフラ整備) 高度ICT人材の確保・育成
防災・減災などの製品需要増加 情報セキュリティ対応コストの増大
三井化学グループにとっての機会とリスク (例)
人口規模に応じたスマートでレジリエントなまちづくり需要増加(都市のICT化・インフラ整備)
防災・減災などの製品需要増加
高度ICT人材の確保・育成
情報セキュリティ対応コストの増大

三井化学グループの取り組み

三井化学グループはまちの持続可能性を高めるべく、防災・減災に貢献する製品・サービスの拡大や、インフラの長寿命化・延命化およびネットワーク強化に貢献する製品サービスの拡大を目指します。また、2021年度に設置したDX推進室の取り組みもあわせ、グループグローバルでのデータ活用とデジタル技術の駆使による新しい価値創出を追求していきます。

食の安心

社会課題に対する認識

世界の人口増加にともない、食料供給量が不足し世界の飢餓人口が増加しています。また環境面でも気候変動にともなう日照りや水害がもたらす食料生産への影響や、生態系の乱れから深刻化している害虫による農作物への被害などから、フードセキュリティの強化が求められます。一方で、フードロスは、省資源の観点のみならず、CO2排出などの環境問題にもつながっていることから、その削減が必要とされています。

三井化学グループにとっての機会とリスク (例)

食料の安定生産と供給 食品の安心・安全な流通を目指した異業種との協業プラットフォームの増加
フードロス・食品廃棄物の削減 農薬・食品包材に対する規制強化
他の食品保存・流通技術の向上(コールドチェーンなど)
三井化学グループにとっての機会とリスク (例)
食料の安定生産と供給
食品の安心・安全な流通を目指した異業種との協業プラットフォームの増加
フードロス・食品廃棄物の削減
農薬・食品包材に対する規制強化
他の食品保存・流通技術の向上(コールドチェーンなど)

三井化学グループの取り組み

三井化学グループは、世界中の人々の食の安心を守るため、農薬や農業技術の革新による食料の生産性向上を目指します。また、食品包装材製品の改良や食品流通における安全・安定性の確保と同時に、省資源や気候変動の観点から、フードロス・食品廃棄物の低減に取り組みます。

事業継続の前提となる課題

安全

目指す姿
「安全はすべてに優先する」を十分に理解し、グローバル化の拡大・事業ポートフォリオ変革にともない、人・設備・技術が多様化しても、高レベルの安全を維持し、人の健康と環境の保全を実現している。

人権尊重

目指す姿
企業活動における人権の尊重は、事業展開を行っていく上での基本となる事項であると認識し、すべての「人を大切にする」という視点をもちサプライチェーン全体を通じて正しいビジネスを追求し続けている。
関連ページ

リスク・コンプライアンスマネジメント

目指す姿
ステークホルダーの皆様からの信頼を確保し、企業の社会的責任を果たすため、経営活動の脅威となり得るすべての事象について、法令・ルール遵守、リスク管理の徹底を図ることにより、公正・適切な企業活動を行っている。

品質

目指す姿
品質管理と品質保証を品質マネジメントの両輪とし、サプライチェーン全体でのマネジメントレベルの向上を図り「顧客満足の増大」を目指すことにより、お客様の信頼に応えている。

安定生産

目指す姿
技術伝承および日々進化し続ける先進技術の導入を通じた運転と保全の変革、生産の最適化と技術力の強化、持続可能な調達により、安定生産・供給、安全・保安を継続している。

事業継続に不可欠な能力

企業文化

目指す姿
社会の変化を柔軟かつ速やかに捉え、社会課題の解決に向けた新しい取り組みや試行錯誤に果敢にチャレンジし、生き生きと、最大限発揮される個の力を結集した「化学の力」で、強靭な三井化学グループを形成している。

人的資本

目指す姿
持続的に成長し続ける企業グループとなる上で、最も重要な資産は、多様な価値創造の源泉である「人材」であり、「三井化学グループの持続的成長」と「従業員の幸福と自己実現」が両立している。

イノベーション

目指す姿
素材提供にとどまらず、組織の総力で様々な社会課題の解決に資するソリューション型ビジネスモデルを描き、オープンイノベーションの積極活用や慣行の変革、新事業・新製品の創出を通して多様な価値を創造し続けている。

デジタルトランスフォーメーション

目指す姿
DXを通じたCX(コーポレートトランスフォーメーション)により加速する環境変化に適応できる企業基盤を構築している。

パートナーシップ

目指す姿
バリューチェーン全体に関わる社内外のパートナーと連携し、製品のライフサイクル全体を通じて環境・社会に配慮する経済活動を実現するとともに、あらゆるステークホルダーとのエンゲージメントを強化し、経営の質の改善を追求している。
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