三井化学では、物流安全・品質の強化を図るために様々な取り組みを行っています。特に近年、世界規模での慢性的な物流人材不足に、国内での2024年問題※も加わり、物流の根幹である安全・品質を維持する上で、経験不足や技能の伝承不足が極めて重要な課題となっています。そこで当社では、物流安全・品質向上に向けて、物流協力会社と一体となった教育に注力しています。
具体的には、本社および各工場の物流担当部署より選任された物流RC推進者を中心とした取り組みとして、現場力向上のために、技術研修センターでの体感教育やトラック会社主催の体感研修、物流施設見学(港湾、空港、JR貨物ターミナル、路線ターミナル等)などの教育をしています。
また、安全・環境・品質を確保した物流を実現するには、物流RCを物流現場に浸透させることが重要と考え、物流協力会社と共同での物流RC教育や訓練を実施しています。さらに、物流協力会社がその業務を再委託する際にも、同様の管理を行うよう指導し、確認しています。委託先の物流会社に主要な物流機能を移管し管理している製品についても、当該物流会社の主導のもと、各工場物流担当部署が協力して上記同様の活動を行っています。