新着情報
概要

〒297-8666
千葉県茂原市東郷1900番地
敷地 | 45万m2(東京ドーム9.62個分) |
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従業員 | 193名(17年12月1日現在) |

プラント全景
工場の特色
茂原分工場は、東京からJR特急で1時間弱、外房地域の中核都市である茂原市のほぼ中心部に位置しており、敷地面積は約45万平方メートル(約東京ドーム10個分)です。内房地域にある市原工場との距離は約30km(車で1時間弱)です。
当工場は1957年(昭和32年)に、天然ガスを原料とした化学産業を展開させる為に操業を開始し、2012年で操業55周年を迎えました。操業当初は、メタノール、アンモニア、尿素などの製品を生産し、特に世界標準となった尿素技術は、ここ茂原の地で開発、技術導出されました。
現在では製造している製品は大きく性格を変え、高機能製品に特化しています。また、工場敷地内に国内外オペレーターの体験型教育研修施設である「技術研修センター」を有し、三井化学グループ全体の安全安定運転にかかわる技術伝承の拠点となっています。
工場に隣接する茂原研究・開発センターでは、合成化学品研究所、化学品安全センター、関係会社の三井化学アグロ(株)研究開発本部があり、全社で連携しながら新製品・新技術の創出に取り組んでいます。

主要製品
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TBアルマテックス
コピー機などで使われるトナー用樹脂。無色透明の樹脂を茂原分工場では製造しており、コピー機のメーカーなどがさらに加工・ボトリングして黒や赤、青、黄のトナーになります。
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アルマテックス
家電製品、自動車用塗料や、建材の塗料として使われています。
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ストラクトボンド
液晶ディスプレイのシール材を製造しています。液晶真空方式(熱硬化)とODF方式(紫外線+熱硬化)に使用される樹脂です。
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アクリルアマイド(AAM)
アクリルアマイドは、高分子化することにより紙の強度を上げる紙力増強剤や水処理などの凝集剤の原料として用いられます。
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ボンロン®
切符やラベル等の感熱紙加工・塗料用の樹脂に使われています。
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ケミパール®
包装材料として、アルミホイルと紙・PPなどを圧着しヒートシール等の機能を持たせます。
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ユーバン®
自動車や家電製品等のトップコート塗料用樹脂として使用されています。
主な原料 | 製品名 | 主な用途 |
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スチレンモノマー | TBアルマテックス® | トナー用バインダー樹脂 |
メタクリル酸メチル | アルマテックス® | アクリル系コーティング材料、塗料用樹脂として耐水性・対候性・防錆正などの機能を付与。 |
エポキシ樹脂 | ストラクトボンド® | 液晶シール材 |
アクリロニトリル | アクリルアマイド(AAM) | 高分子凝集剤、紙力増強剤の主原料 |
アクリルアマイド(AAM) | アコフロック®(MTアクアポリマー(株)社製品) | 一般産業廃水、生活廃水の浄化 |
スチレンアクリルモノマー | ボンロン® | 紙加工、塗料用樹脂 |
スチレンモノマー | ケミパール® | 水性インキ、塗料、ヒートシール材 |
メラミン | ユーバン® | 塗料用樹脂(エポキシ、アクリル、アルキッド等の硬化剤 |
主要プラント
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TNプラント
トナー用バインダー樹脂の製造プラントとして1983年に自社技術を確立した設備です。高速で高画質なコピーを実現するためには、トナーバインダーの優れた性能が必須であり、当工場の製品は世界各国から高い評価を受けています。
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AAMプラント
酵素を用いたバイオ法により、アクリルアマイド・メタクリルアマイドを製造しているプラントです。ここで製造される製品は、紙加工用の添加剤や、絹糸などの風合いを良くする繊維処理剤として使われます。
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PAMプラント
2006年に当社と東亞合成株式会社とのジョイントベンチャーとして設立されたMTアクアポリマー株式会社の茂原工場として、工場廃水や、一般の生活排水の処理に使用される高分子凝集剤を製造しています。
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CRプラント
家電製品や自動車に使われる塗料用原料として、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系の樹脂を生産しています。幅広いラインアップで、様々なニーズに対応するため、フレキシブルな生産体制を整えております。
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三井化学茂原太陽光発電所
太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業のための実証設備として建設されました。本発電所で診断技術や保守・メンテナンス技術の実証をしています。(発電能力335kw)