「三井化学 第4回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2009)」開催について
別紙-1
【開会挨拶】 〔3月11日(水)10:00~10:10〕
三井化学株式会社
社長 藤吉 建二
本日は第4回触媒科学国際シンポジウム、MICS2009にようこそお越しくださいました。本日ここにMICS2009を開催できましたことは、国内外、産学官より本会場にお集まりいただきました皆様のおかげです。MICS2009組織委員会を代表いたしまして深くお礼申し上げます。
「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して、広く社会に貢献する」ことを目指し、これを具現化する基盤技術である触媒科学の発展を支えることを目的として、「三井化学 触媒科学国際シンポジウム(MICS)」は、2003年より開催されております。第1回は「重合触媒最前線」、第2回は「精密合成を目指したグリーン触媒最前線」、そして第3回は「重合触媒 ―現在そして未来―」をテーマとして、触媒科学における世界の著名な研究者にご講演を頂くとともに、多くの皆様と活発な討議を行いました。
第4回となる今回は、「人類の発展に貢献する触媒科学」をテーマとして、21世紀の環境、エネルギー、そして資源に関わる課題を解決し、これからの人類の持続的な発展を支えるキーサイエンスである触媒科学分野において、その現状と可能性を討論いたします。
さて今回のシンポジウムでは、産学における10名の世界的に著名な触媒研究者にご講演いただけることになりました。
まず本日は、基調講演として、1981年にノーベル化学賞を受賞されたコーネル大学のホフマン教授にお願いしました。続きまして招待講演として、岩澤教授、ウィットホルト名誉教授、田脇博士にご講演いただきます。
明日は、基調講演として、2001年にウルフ賞を受賞されたパリ南大学のカガン名誉教授にお願いしました。続きまして招待講演として、柴崎教授、ファラウト博士、ニコラウ教授、トロスト教授、根岸教授にご講演いただきます。
また、本日は、2009年『三井化学 触媒科学賞』の授賞式および受賞者の記念講演を行います。
今回、シンポジウムを開催するにあたり、6学会、5自治体など各方面からご支援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
最後に、本シンポジウムが、世界中の触媒科学研究者が交流し新たな知を創造する場となることを期待しております。