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三井化学、米国ワークデイ社のグループ統合型人材プラットフォームを導入

人事部門のデジタルトランスフォーメーション推進を加速

2021.06.15

三井化学株式会社

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、グループ統合型人材プラットフォームとして、米国ワークデイ社が提供するWorkdayヒューマンキャピタルマネジメント(以下 Workday HCM)を、本体及び連結対象関係会社を対象に、全拠点で同時導入し、2023年を目途に運用を開始することを決定しました。

本プラットフォーム導入は、長期経営計画2030※1 を達成に導く、重要な人材戦略の一環です。
当社は、今後も多様なポテンシャルを秘めたグループ全社員一人ひとりが、自律的にキャリア形成を行うための基盤となる環境整備を加速させます。また、テレワークや副業等を含め、時間・場所に囚われない“新しい働き方”環境下においても、グループ全社員の更なるエンゲージメント向上を目指し、個の力を最大限引き出すことで、“挑戦し学習しつづける組織”に自らを変革し続けます。

当社の人材戦略について

当社は、人材を最も重要な経営資本の一つと捉え、グループ全社員を対象とするキータレントマネジメント※2 を「人材戦略」の中核施策とし、経営者候補の獲得/育成/配置/活用といったプロセスを含む、統合的な人材マネジメント(適所適材:Right Person in Right Position)を進めています。

本プラットフォーム導入の背景

現在、グループ各社が異なる人材プラットフォームを利用しているため、人材情報をグループ統一基準で、リアルタイムに管理できていませんでした。そのため全グループ横断で適所適材の人材配置を進める際に、多大な労力を要しておりました。
また、今後ESG投資の高まりから、投資家の皆様が、無形資産である人的資本の情報開示をより求められるなかで、グループ内の組織・人材情報が統一基準で管理できていないことは、タイムリーに適切な情報開示が出来ない点で問題でした。
本導入によって、それらの問題を解決することができます。

本プラットフォーム導入のメリット

  • 同一プラットフォームでの管理となるため、各社ばらばらであった既存のタレントマネジメントプロセスや、グループ内の 組織・人材情報などが同一基準で整理される。
  • Workday HCMが有するデジタルテクノロジーを駆使し、グループ社員一人ひとりに向け、その個人に最適なコンテンツを適切なコミュニケーションスタイルで、タイムリーに提供出来る。
  • 組織・人材情報をグループ一元管理することで、事業ポートフォリオの変革を見据えた戦略的な要員計画策定、ピープル・アナリティクスの推進強化を実現することが出来る。
  • 人的資本に関する情報開示を積極的に進めることが出来る。

Workday HCM導入によりグループ間で統一される仕組みと可視化される情報

具体的には、ポジションマネジメント※3 やグループ内に展開するサクセッションプラン、個別育成計画、教育・資格(含むスキル・経験)管理、社内外リクルーティング等、既存の人材マネジメントプロセスを、グループ・グローバルでシステム統合します。また、グループ内における、全ての組織情報(職務、職務に求められるケイパビリティ/資質、報酬等)及び人材情報(専門/志向性、経験、多様性等)などを可視化し、適切な組織・人的資本情報を社内外へタイムリーに発信致します。

米国ワークデイ社とWorkday HCMとは

米国ワークデイ社はカリフォルニア州に本社を置く、企業向けクラウド型財務・人事用エンタープライズ アプリケーションプロバイダで、Workday HCMは同社が提供する人財マネジメントプラットフォームです。Workdayの顧客数は全世界で8,000社以上にのぼり、Fortune500の45%、Fortune500のトップ50社では70%の幅広い組織・企業に導入されています。

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ご参考

※1VISION2030 長期計画

※2キータレントマネジメント
経営者として必要な資質を明確にし、将来の経営陣幹部層候補の早期選抜と戦略的育成を行う仕組み(当社コーポレートガバナンスガイドラインで規定)。毎年、部門別及び全社の委員会において候補者を選抜し、候補者毎に育成計画の策定、アセスメント、研修を実行し、適所適材の実現に繋げている。

※3ポジションマネジメント
三井化学グループ共通の指標(グローバルグレード)を用い、ポジションを可視化した上で、ポジションの新設からクローズ迄の一連の考え方やプロセスを、グループとしてマネジメントするグループポリシー。

以上