「三井化学クロップ&ライフソリューション×東北大学 バイオロジカルソリューション共創研究所」を開所
2023.10.12
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:小澤敏、以下「当社」)と、国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野英男、以下「東北大学」)は、革新的なバイオロジカルソリューションテーマの探索とその社会実装を追究する研究拠点として『三井化学クロップ&ライフソリューション×東北大学 バイオロジカルソリューション共創研究所』を 2023 年10 月 1 日に設置しました。本連携拠点は東北大学における共創研究所の制度*を活用して東北大学青葉山キャンパスに設置するものです。
背景および目的
当社は事業活動を通じた社会課題解決への取り組みを進めており、2030年の企業像として、「研究開発を基盤に、変化をリードし、製品・サービスを通じてサステイナブルな食と生活に貢献するグローバル・ソリューション・カンパニー」となることを目指しています。当社は従来からの強みである化学農薬に加えて、2023年4月に吸収合併したMMAG(旧Meiji Seikaファルマ 農薬事業)が強みとしてきた天然物創薬基盤を保有しております。2030年の企業像実現のため、化学農薬と天然物農薬の両輪で成長を牽引するポートフォリオ変革(PX)を推進しています。
PX実現に向け研究基盤の強化を目指し、当社は今春、バイオロジカルソリューションリサーチセンターを新設し、天然物創薬基盤をもとにしたバイオソリューション研究の強化に着手いたしました。さらにアカデミアとの協業によるオープンイノベーションにより、革新的技術を導入することで、研究開発加速を目指してして参ります。
【設置場所】東北大学 薬学研究科(青葉山キャンパス内)
【共創研究所の概要】
研究所名称 | 三井化学クロップ&ライフソリューション×東北大学バイオロジカルソリューション共創研究所 |
運営体制 | 運営総括責任者 番場 伸一 特任教授(三井化学クロップ&ライフソリューション リサーチフェロー) 運営支援責任者 浅井 禎吾 教授(東北大学薬学研究科) その他、両者より研究員が参画 |
研究内容 | 微生物の二次代謝産物生産系を活用した新規農薬の創出と商業的生産法の技術確立をはじめとし、新たなバイオロジカルソリューションテーマの探索とその社会実装を追究する |
研究期間 | 2023年10月1日~2027年3月31日(3年6か月) |
* 東北大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、東北大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度。
以上