三井化学、第一回モーダルシフト優良事業者大賞表彰「モーダルシフト優良事業者賞」(連携・協働部門)を受賞
丸全昭和運輸、ニヤクコーポレーション、安全運輸との連携・協働による鉄道輸送へのモーダルシフトでドライバーの運転時間の大幅軽減とCO2削減を実現
2025.02.14
三井化学株式会社
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修)は、丸全昭和運輸株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡田廣次)、株式会社ニヤクコーポレーション(本社:東京都江東区、代表取締役社長:堀江浩太)、安全運輸株式会社(本社:福岡県大牟田市、代表取締役:加藤公敏)とともに、一般社団法人日本物流団体連合会が主催するモーダルシフト優良事業者大賞表彰において、合同で「モーダルシフト優良事業者賞」(連携・協働部門)を受賞しました。
今回の受賞では、神奈川県川崎市から福岡県大牟田市までのトラックによる長距離輸送を、4社が連携・協働した結果、東京-福岡区間で貨物鉄道輸送への全量転換(モーダルシフト)を実現し、ドライバーの運転時間を大幅に軽減するとともに、持続可能な輸送スキームを構築したことが評価されました。
モーダルシフト優良事業者大賞表彰は、一般社団法人日本物流団体連合会がモーダルシフトを積極的に推進した事業者を公表・表彰する制度で、平成15年より実施されています。「モーダルシフト優良事業者賞」(連携・協同部門)は、荷主や物流事業者等の連携・協働により、貨物、輸送区間、輸送モード等を幅広く組み合わせて、多くの関係者を包含するモーダルシフトの仕組みを構築した事業者の中で、特に秀逸な成果を達成した事業者に授与されるものです。
【取り組みの内容】
これまで同区間でトラック輸送する際は、ドライバーに長時間の運転をお願いする状況が続いていました。この状況への解決策として鉄道輸送化を進めるために、丸全昭和運輸、安全運輸の協力を得て3PL*1化を実施した結果、トラックでの長距離輸送のドライバー運転時間を大幅に減らし、持続可能な輸送スキームを構築することができました。
今回のモーダルシフトにより、CO2排出量を従来比72%削減、トラックドライバーの運転時間を2,929.5時間/年削減を実現しました。(以下、「今回のモーダルシフト概略図」ご参照)
当社は、今後も物流会社と連携・協働すると共に、物流RC*2 のDX化、共同物流DX、物流BI*3による可視化を3本柱として、これからもデジタルを活用した物流DXを推進し、物流環境変化に柔軟に対応できる強靭なサプライチェーンを追求してまいります。
【今回のモーダルシフト概略図】
![](/content/mitsuichemicals/jp/jp/release/2025/2025_0214/_jcr_content/root/container_1287076958/container_4069235/news_details/main-section/image.coreimg.png/1739334562457/pict-20250214.png)
*1:3PL(Third(3rd)Party Logistics)とは、荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行すること。またその業務を担う事業者。
*2:RCとはResponsible Careの略。化学物質を扱う企業が、製品の開発から廃棄に至る全過程で環境・安全・健康を確保し、その成果を公表する自主的な活動。この活動は1985年にカナダで始まり、現在では世界中の化学業界で広く実施。
*3:BIとはBusiness Intelligenceの略。企業が保有するデータを収集・分析し、経営判断に活用するための手法や技術。
以上