三井化学、第26回 物流環境大賞「奨励賞」を3件受賞

~DXの活用による輸送スキーム変更によりCO₂削減を実現~

2025.07.09

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修)は、一般社団法人日本物流団体連合会(会長:真貝 康一)主催の「第26回物流環境大賞」にて、山九株式会社(代表取締役社長: 中村 公大)、三井・ダウ ポリケミカル株式会社(代表取締役社長:宮内 冬人)と合同で「奨励賞」を3件受賞しました。

当社では、各輸送レーンをデジタル化によって可視化をすることで、輸送時のCO2排出量削減やトラックドライバー不足解消に繋がる施策を検討、推進しています。

表彰式の様子 表彰式の様子

左から 一般社団法人日本物流団体連合会 会長 真貝 康一(役職は当時)、山九株式会社 3PL業務部 部長 舘 靖広、三井化学株式会社 物流部 国内物流グループ グループリーダー 長田 智博、三井・ダウ ポリケミカル株式会社 サプライチェーン部 サプライチェーングループ グループリーダー 杉田 イッティエンゲイン

受賞案件①:中継輸送(貨物積み替え方式)導入による輸送効率化の取組み

(合同受賞者: 山九株式会社、三井・ダウ ポリケミカル株式会社)

当社製品の千葉~広島間の長距離トラック輸送と、三井・ダウ ポリケミカル株式会社製品の広島~千葉間の長距離トラック輸送について、大阪地区の倉庫を中継地とした物流導線の変更を実施することにより、輸送効率化を図りました。従来は、いずれも帰り便の一部を他社製品の輸送に使用していましたが、この輸送効率化により、三井化学グループだけでの積載効率100%を実現しました。

この取組みにより、CO2排出量を従来比38%削減、車中泊によるドライバーの拘束時間削減(変更前:4泊5日/1運行 ⇒ 変更後:1泊2日/1運行)を実現しました。

受賞案件①:中継輸送(貨物積み替え方式)導入による輸送効率化の取組み

受賞案件②:福岡県⇒三重県への輸送の物流導線変更によるCO₂削減の取組み

(合同受賞者: 山九株式会社)

従来、福岡県から三重県の顧客への納入は、少ロットで福岡県内の工場から直送していました。そこで、福岡県から大阪府までの数回分の納入量を鉄道輸送でまとめて搬送し、大阪地区の倉庫を経由する物流導線へと切り替えました。

この取組みによりCO2排出量の従来比81%削減、トラックドライバーの運転時間の従来比82%削減を実現しました。

受賞案件②:福岡県⇒三重県への輸送の物流導線変更によるCO₂削減の取組み

受賞案件③:千葉県⇒大阪地区の倉庫への輸送の物流導線変更によるCO₂削減の取組み

(合同受賞者: 山九株式会社)

従来、千葉県から大阪府の顧客への納入は、路線便を使った小ロットで輸送配送を行っておりました。そこで、大阪地区の倉庫を経由する物流導線へと切り替えました。

この取組みによりCO2排出量の従来比75%削減、トラックドライバーの運転時間の従来比72%削減を実現しました。

受賞案件③:千葉県⇒大阪地区の倉庫への輸送の物流導線変更によるCO₂削減の取組み

当社は今後も、DXを活用して物流環境変化に柔軟に対応できる、強靭なサプライチェーンを追求してまいります。

【物流環境大賞とは】

以上

<本件に関するお問い合わせ先>

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部