弊社工場におけるガス漏洩事故の対応状況について(第8報)
2025.09.03
三井化学株式会社
弊社(社長:橋本修)大牟田工場(工場長:鶴田智)で7月27日夕刻に発生したガス漏洩(以下「本事故」と申します。)により、健康上の不調を感じられた方ならびにご家族の皆様、近隣地域の皆様、関係当局の皆様、お客様をはじめとする多くの方々に多大なるご心配・ご迷惑をおかけ致しましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
本事故以降、弊社は関係当局の指導を仰ぎながら本事故の検証を進め、漏洩の発生に至る原因等を推定し、再発防止策をまとめ、これらに対する第三者の専門家の評価も頂いた上で事故報告書を作成しました。
今般、当該事故報告書を関係当局に説明、提出し、受理されましたので、その概要をご報告いたします。また、稼働を停止しておりました「TDIプラント」の再稼働に向けた運転準備に着手しますので、以下の通りお知らせいたします。
1. 発生場所 |
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福岡県大牟田市浅牟田町30番地 弊社大牟田工場 |
2. 発災日時 |
2025年7月27日(日)17時31分頃 |
3. 被害状況 |
(1) 人的被害 ・ 健康上の不調を訴えられて医療機関を受診された方の総数234名 ・ 上記の皆様に対し、治療費等の補償を含め誠意をもって対応を進めております。 |
(2) 物的被害 ・ 本プラント以外の損傷はなし。 |
4. 工場構外の影響 |
上記3. 以外につきましても、地域へのお詫びの訪問を含め、誠意をもって対応しております。 |
5. 事故報告書の概要 |
別紙のとおり。 |
6. 稼働再開の見通し |
発災日以降、稼働を停止している本プラントにつきましては、当該報告書の受理を受け、再稼働に向けた運転準備を進め、9月8日頃に生産を再開する予定です。再稼働にあたりましては安全確保に万全を尽くしてまいります。 なお、本プラント再稼働に伴い、一部稼働を停止していたレンズモノマーにつきましても、順次稼働し全面的に生産再開します。それまでの間は引き続き在庫により対応いたしますので、出荷には問題ありません。 |
7. 信頼される化学メーカーに向けて |
弊社は、本事故の重大さを厳粛に受け止め、大牟田工場のみならず全社一丸となって、改めて安全第一の基本に立ち返り安全管理を再徹底するとともに、再発防止策及び全従業員のさらなる安全意識の向上に全力で取り組み、災害防止の強化に努めてまいります。 |
以上