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三井化学、ポリオレフィン用の助触媒等を生産する日本アルキルアルミを完全子会社化

2025.10.01

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、証券コード:4183、以下「三井化学」)とKetjen Netherlands Holdings B.V.(本社:オランダ王国 アムステルダム、代表取締役社長:Michael J. Simmons、以下「Ketjen」)の2社は、このたび、両社で共同保有・運営している日本アルキルアルミ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平岩 健司、以下「NAA」)の株式売買契約を締結しました。本日付けで三井化学はKetjenが保有する日本アルキルアルミの全株式を取得し、完全子会社とします。

NAAは1968年の設立以来、高品質なアルキルアルミ類を幅広いラインナップで製造・販売しています。その用途はポリオレフィン用助触媒から、医薬品合成用の還元剤、不斉合成用触媒原料、電子情報材料用原料など、産業・社会を支える幅広い用途で使われています。

Ketjenは、石油化学、製油、特殊化学産業の主要メーカーに対して、先進的な触媒ソリューションを提供している企業です。今回の株式売買契約について、三井化学の完全子会社になることが、NAAの企業価値のさらなる向上に資するとの考えに至り、株式譲渡を決定しました。

三井化学は長期経営計画「VISION 2030」において、事業ポートフォリオ変革を基本戦略として、高成長・高収益のグローバルスペシャリティケミカル事業と、競争力のある誘導品を中核としたサステナブルなグリーンケミカル事業の2つを大きな柱とする、真のグローバルスペシャリティカンパニーを目指しています。

このたび、三井化学は、ポリオレフィン、合成ゴム、高級アルコールなどの化学製品を製造する際の触媒・助触媒、医薬品や電子材料分野で用いられるアルキルアルミ等の有機金属化合物およびその誘導体の製造・販売において、経営資源を効率的かつ積極的に投入することで、ICTソリューション事業における半導体・実装領域やポリオレフィン製造用助触媒の安定供給に貢献できることから、三井化学の完全子会社とする判断に至りました。

NAAの概要(2025年10月1日時点)

業績への影響

本件による三井化学グループ業績への影響は軽微であり、業績予想の変更はありません。

以上

<ニュースリリースに関するお問い合わせ先>

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部