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水系ウレタン樹脂(ポリウレタン分散体、ポリウレタンディスパージョン、PUD)

水系ウレタン樹脂(ポリウレタン分散体、ポリウレタンディスパージョン、PUD)とはポリウレタン微粒子を水中に分散させたものです。ハードセグメントとソフトセグメントを制御することで柔軟性や密着性などさまざまなコーティング特性を発現できます。


水系ポリウレタン樹脂とは

水系ウレタン樹脂(ポリウレタン分散体、ポリウレタンディスパージョン、PUD)とはポリウレタン微粒子を水中に分散させたものです。

スタビオ®(植物由来PDI系ポリイソシアネート)

ポリウレタンの微粒子は、ハードセグメントとソフトセグメントで構成されており、ハードセグメントとソフトセグメントを制御することで柔軟性や密着性などさまざまなコーティング特性を発現できます。

一般に、水系ウレタン樹脂は次に示すような特徴を有します。

  • 低粘度で高濃度化が可能 
  • 室温乾燥
  • 低VOC、低毒性、引火性が低い
  • 接着性、耐久性に優れ、様々な用途に使用可能

三井化学では、水系ウレタン樹脂の持つこれらの特徴と、ハードセグメント・ソフトセグメントの制御技術により、お客様のさまざまな要求にあった水系ウレタン樹脂をご提供いたします。

1液型(タケラックW)

タケラックWシリーズはウレタンエラストマーを水中に分散させた水系ウレタン樹脂であり、非危険物であるため、環境の汚染、引火による火災の心配がありません。乳化方法によって、自己乳化型と強制乳化型に分類することができ、さらに導入する親水性基の種類によってアニオン型とノニオン型に分類することができます。硬度の違いや密着性(プラスチック)に応じてお選びいただけます。

1液自己架橋型(タケラックWS)

タケラックWSシリーズは自己架橋性水系ウレタン樹脂であり、水分が蒸発することにより架橋構造を形成し、耐水性、塗膜物性の優れた皮膜を得ることができます。硬度の違いに応じてお選びいただけます。

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コーティング・機能材事業部