三井化学グループは、目指す未来社会として「環境と調和した循環型社会」、「健康・安心にくらせる快適社会」、「多様な価値を生み出す包摂社会」を掲げ、事業活動を通じた実現を目指しています。一方で、川上に位置し、様々な産業に幅広く製品・サービスを提供している当社グループが、それらの機能・特徴がもたらすサプライチェーンにおける環境影響や、あらゆる用途で果たす役割、価値を把握することは容易ではありません。そのため、真に事業活動を通じて目指す未来社会への貢献を果たすためには、当社グループの製品・サービスがライフサイクル全体を通じて地球環境あるいは社会にどのように影響し、あるいは貢献できるのかを、直接・間接の顧客を含む多様なステークホルダーと共有することが重要であると考えました。
このような思想のもと、ライフサイクル全体を通じた環境影響を評価し、その価値を可視化する「Blue Value®」、QOL向上への貢献に焦点を当てて評価し、その価値を可視化する「Rose Value®」を設計し、それぞれ独自の基準に基づき評価・審査を行ったうえで、Blue Value®製品、Rose Value®製品を認定しています。
また、Blue Value®とRose Value®は、当社グループの目指す未来社会の実現を目指して設定したマテリアリティのうち、「ライフサイクル全体を意識した製品設計」、「気候変動」、「サーキュラーエコノミー」、「健康とくらし」、「住みよいまち」、「食の安心」に取り組む方向性を示しています。
当社グループは、Blue Value®・Rose Value®製品・サービスの拡大・提供を通じて、製品のライフサイクル全体で貢献価値の最大化を図ることで、企業成長とともに目指す未来社会を実現していきたいと考えています。