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植物由来の高屈折率メガネレンズ材料「Do Green™」を開発
2015.01.29
三井化学株式会社
三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、植物由来素材を活用した高屈折率メガネレンズ材料「Do Green™」を開発しましたのでお知らせします。
バイオマス由来の新規脂肪族イソシアネートである STABiO™ PDI®を用いて開発した高屈折率メガネレンズモノマー MR-160™(屈折率1.60)、および超高屈折率メガネレンズモノマー MR-174™(屈折率1.74)について、日本※1 及び米国※2でバイオマス製品の認定取得を完了しました。
【バイオマス認定取得品】
(屈折率1.60のメガネレンズ材料) | JORAバイオマス度 30 - 40%※3 (2014年3月取得) | USDAバイオマス度 57%※4 (2014年9月取得) |
(屈折率1.74のメガネレンズ材料) | JORAバイオマス度 30 - 40%※3 (2014年12月取得) | USDAバイオマス度 82%※4 (2014年10月取得) |
※1: JORAの認定:一般社団法人 日本有機資源協会が生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品に認定しているバイオマスマーク
※2: USDAの認定:米国農務省が植物由来製品を認定するマーク(USDA BioPreferred®)
※3: バイオマス由来成分と化石燃料由来成分の重量の割合
※4: ASTM-D6866-12の14C測定による、バイオマス由来炭素と化石燃料由来炭素の割合
三井化学グループは、バイオ合成技術、植物培養技術、植物由来のポリマーなど、持続可能なプロセスや素材の開発に取り組んでいます。今後も、植物由来素材の開発を継続し、メガネレンズ材料の他、コーティング材や接着剤など用途を拡大していくとともに、「環境と調和した共生社会」の実現に貢献してまいります。
以上