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世界最高倍率のスタンプルーペ、ロービジョン/高齢者のQOL向上に

~スタンプルーペを共同開発~

2016.02.23

三井化学株式会社

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、社会福祉法人日本ライトハウス(理事長:橋本 照夫)と株式会社ホプニック研究所(代表:高木 俊治)とともに、ロービジョン(弱視)や高齢者向けに、当社製品である高屈折率レンズ材料MR™を使用した世界最高倍率のスタンプルーペを共同開発しました。

スタンプルーペとは、紙面に置いて上から覗くだけで、新聞の文字などを簡単に拡大できる拡大鏡です。従来の手持ち型と比べると、その手軽さに加え、レンズの集光効果で明るく文字が読め、拡大された文字と紙面の文字がほぼ同じ位置で見えるため、利用者の目の負担が少ない点に大きな特徴があります。

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スタンプルーペ “みてみ”。文字が大きく、明るく見やすい。

従来のスタンプルーペは、低屈折率のレンズ材料が使用されており、また、スタンプルーペの独特な形状の制約から、1.8倍が最高倍率でしたが、薄くて軽いメガネレンズに広く採用されている当社の高屈折率レンズ材料MR™を用い、ホプニック研究所の高いレンズ製造技術を駆使してスタンプルーペの理想的な形状に作り上げることで、世界最高倍率2.0倍を実現しました。小さい文字が見えづらい高齢者のみならず、完全矯正していても思うように視力が得られないロービジョンの方々のQOL(Quality of Life)向上に貢献出来る商品です。このスタンプルーペは、”みてみ”という商品名で、2016年3月から社会福祉法人日本ライトハウスおよび全国の小売店で販売開始予定です。レンズサイズとして直径60mmと80mmの2サイズをご用意致します。

メガネだけでは文字が見えづらいと感じる、特にロービジョンや高齢者の方々に対して、よりはっきり、より大きく見えることで、文字を読むことをより楽しく感じてもらいたい。
当社は、健康・安心な長寿社会の実現に向けて、ビジョンケア材料の更なる高機能・高付加価値化を目指し、お役に立てる製品・ソリューションを提供していきます。

高屈折率レンズ材料MR™

スタンプルーペ “みてみ”

以上