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高機能不織布設備の増設について 需要拡大に対応、衛生材料事業の更なる強化

2016.04.13

三井化学株式会社

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、今後の紙おむつ市場の需要拡大に対応するため、下記のとおり当社名古屋工場に高機能不織布設備を増設致します。

設備増設の概要

1. 対象製品 高機能不織布(主に紙おむつ向け)
2. 所在地 三井化学名古屋工場
3. 新設能力 15,000トン/年 (当社不織布設備の能力 : 94,000トン/年  → 109,000トン/年)
※(内訳) サンレックス工業(四日市) : 49,000トン/年
Mitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd.(タイ) : 30,000トン/年
Mitsui Chemicals Nonwovens (Tianjin) Co., Ltd.(中国) : 15,000トン/年
4. スケジュール 着工 2016年4月
完工 2017年11月(予定)
営業運転開始 2018年3月(予定)

当社は中期経営計画において、ヘルスケア事業をモビリティー、フード&パッケージングとともにターゲット事業領域の一つとして位置づけております。その中で、ヘルスケア事業のひとつである不織布事業については、紙おむつメーカーのアジア展開に対応して、日本及びアジアへ高機能不織布を供給し、更なる事業拡大を図ることを目指しています。

アジアの紙おむつ市場では、紙おむつ普及率の向上、及び中国の一人っ子政策の緩和等により、堅調に需要が拡大しております。また昨今、特に高品質なプレミアム紙おむつ市場が急拡大しており、紙おむつメーカーは増産体制を強化しております。

当社は紙おむつメーカーへの更なる安定供給を図るために、今般、高機能不織布設備の増設を決定しました。当社の機能加工品拠点である名古屋工場に新設備を導入することにより、名古屋工場で培った技術力を活かした不織布加工技術の更なる向上及びエンジニアリング体制の強化が期待出来ます。

今後ともアジアにおける高機能不織布の需要増に対応し、高品質且つ、コスト競争力を有する製造設備の更なる増設も視野に入れ、高機能不織布のアジアでのリーダーの地位をより強固にするべく取り組んで参ります。

以上