FORTIMO®が、第24回ポリマー材料フォーラム「優秀発表賞」を受賞

~ 世界初の新規脂環式ジイソシアネート1,4-H6XDI及びそれを用いたポリウレタンエラストマー ~

2016.06.02

三井化学株式会社

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、公益社団法人高分子学会(会長:高原 淳)が主催する第24回ポリマー材料フォーラムにおいて、「優秀発表賞」を受賞し、2016年5月26日の高分子学会年次大会において表彰を受けました。当社が世界で初めて開発したFORTIMO®(フォルティモ®:新規脂環式ジイソシアネート1,4-H6XDI及びそれを用いたポリウレタンエラストマー)の成果が高く評価されました。

ポリマー材料フォーラムは、高分子材料とその技術を継続的に発展させていくために開催され、新技術や新材料の発表、ポスター発表による研究発表などが行われています。第24回ポリマー材料フォーラム(2015年11月26~27日開催)では、「素材革命 -分野横断的進化で未来を変える-」の主題のもとに、環境・ライフサイエンス材料、電気・光・情報・エネルギー、高性能・高機能材料、ポリマー材料の設計・合成・加工・解析の4セッションで実施され、当社のFORTIMO®に関する発表は、「高性能・高機能材料」分野で「優秀発表賞」を受賞致しました。

受賞名 第24回 ポリマー材料フォーラム 優秀発表賞
受賞研究名 新規脂環式ジイソシアネート及びそれを用いたポリウレタンエラストマー 「FORTIMO®
受賞者 三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所 山崎 聡
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2016年5月26日 授賞式の様子
左から高分子学会 / 高原会長、三井化学 / 山崎 聡

【FORTIMO® の特徴】

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【FORTIMO® の構造】

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コーティング、接着剤、シーラント、エラストマーとして使用されるポリウレタン市場では、有機溶剤を使用せず、薄くできること、軽くできること、そして高い耐久性が求められています。
三井化学が世界で初めて開発した FORTIMO® は、高い弾性と耐熱性を有すると同時に、無黄変性も兼ね備えています。従来のポリウレタンの成形工程においては、耐熱性を持たせるために有機溶剤中で加工する必要がありましたが、FORTIMO®は、それ自体が十分な耐熱性を持つため、成形工程での無溶剤化を可能にします。ポリウレタン製品の大きな課題であった耐熱性と環境対応の両立を初めて可能にすると同時に、薄膜化、軽量化、高耐久化に大きく貢献します。
三井化学は、環境性と機能性を両立させた世界初のポリウレタン材料であるFORTIMO ®を用いて、広く社会に貢献すべく、モビリティー、ヘルスケアおよびフード&パッケージングの分野を中心に、用途開発を加速してまいります。

FORTIMO®の製品情報

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以上