MCNSインドシステムハウス、営業運転開始
ポリウレタンシステム事業の更なる強化、グローバル競争力を加速
2018.08.09
三井化学株式会社
三井化学株式会社(所在地:東京都港区、社長:淡輪 敏)の関係会社である三井化学SKCポリウレタン株式会社(三井化学株式会社とSKC Co., Ltd.の折半出資。Co-CEO:Eui Joon Lim、柴田真吾。以下、MCNS)は、2017年2月、インドにシステムハウス製品を製造・販売するMCNS Polyurethanes India Pvt. Ltd.(以下、MCNS-IN)を設立し、プラント建設を進めて参りました。この度、2018年7月に営業運転を開始、8月8日に新工場の竣工式を行いましたことをお知らせいたします。
MCNS-INの概要
1. 会社名 | MCNS Polyurethanes India Pvt. Ltd. (MCNS-IN) |
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2. 設立 | 2017年2月 |
3. 資本金 | 730万USドル(約8億円) |
4. 出資比率 | 三井化学SKCポリウレタン株式会社 100% |
5. 所在地 | 325, Citrus Drive, Sri City DTZ, Mopurupalli Village, Chittoor District, Andhra Pradesh. 517646 India |
6. 事業内容 | ポリウレタンシステム製品の製造・販売 |
7. 生産能力 | 15,000トン/年 |
8. 営業運転開始 | 2018年7月 |
システムハウスとは、ポリオールを含む、ポリウレタンフォーム用原料をお客様ごとに処方の調整を行い、主に自動車部材向けや家電の断熱材向けに供給するとともに、きめ細やかなサービスを行う製造・販売拠点のことです。
インドは、人口約13億人、GDP世界第7位の経済大国で、年7%以上の経済成長が見込まれています。年間ベースで、自動車4百万台、冷蔵庫9百万台が生産されており、ポリウレタンシステム製品の需要も拡大しています。特にインド南部は、日系・韓国系の自動車メーカー、家電メーカーも数多く進出しており、MCNSはインドのシステムハウスを拠点に、高品質のポリウレタンシステム製品を安定的に供給し、事業拡大を進めてまいります。
MCNSは2015年7月に三井化学と韓国SKC社がポリウレタン事業を統合した折半出資の合弁会社です。
全世界でポリオール28万トン、MDI 35万トン、TDI 12万トンの年産能力を有し、今回のインドを含め、アメリカ、メキシコ、中国、ポーランドなど、世界11拠点のシステムハウスでポリウレタンシステム製品を供給しています。今後は、インド国内での事業拡大を図るほか、高成長が見込まれるインド以外の地域でもシステムハウス拠点を拡大し、グローバルな競争力強化を加速してまいります。
竣工式の様子
MCNSの拠点一覧
三井化学のインド拠点一覧
以上