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形状保持プラスチック線材「テクノロート®」の増設完了

~年産マスク30億枚相当のノーズクランプ供給能力を確保~

2020.11.18

三井化学株式会社

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本修)は、コロナ禍での旺盛なマスク需要拡大に対応するため、本年6月より、当社100%子会社サンレックス工業株式会社(所在:三重県四日市市、代表取締役社長:川人光一郎)に、主としてマスク用ノーズクランプに使用される形状保持プラスチック線材(商品名:テクノロート®)の生産設備増設工事を行っておりました。本工事は、さる10月15日に完了し、11月より商業運転を開始しました。
この増設によって、当社グループのマスク用ノーズクランプ生産能力は、年産マスク30億枚相当になります。今後も拡大するマスク需要への対応や他用途展開も図ることでテクノロート®生産設備の更なる増設も検討予定です。

ノーズクランプ
ノーズクランプ
他用途例 包装材(ビニタイ)
他用途例 包装材(ビニタイ)

テクノロートの特徴、針金と比較して

テクノロート®は、人の手で簡単に折り曲げたり、ひねったりできる特徴があり、また変形後の形状保持性に優れます。
同用途の針金と異なり、軽量で、使用時にひっかき傷やつき刺し傷をさせにくく、焼却処理が容易です。更に、素材が非金属であるため、食品・医療用途での金属探知機での異物混入検査を妨げません。

【設備増設、及びサンレックス工業の概要】

1. 対象製品 形状保持プラスチック線材 テクノロート®
2. 会社名 サンレックス工業株式会社
3. 所在地 三重県四日市市朝明町1番地
4. 事業目的 不織布及び不織布関連製品の製造
5. 設立 1986年
6. 増設ライン 1ライン

参考

7/6付 「増設お知らせ」 https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2020/2020_0706.htm