三井化学のケミパール®を環境配慮型紙包装材のヒートシール剤として使用
TOKYO PACK 2021で提案
2021.02.18
三井化学株式会社
三井化学株式会社(所在:東京都港区、社長:橋本 修)は、日本製紙株式会社(所在:東京都千代田区、社長:野沢 徹)と株式会社ヨシモト印刷社(所在:静岡県静岡市、社長:吉本 孝志)と共同で、各社が有する新素材・技術・設備を活用した新しい紙の環境配慮型包装材を「フレパック ONE」として提案します。当社はヒートシール剤としてケミパール®を提供しています。本製品は、2021年2月24日(水)~26日(金)に開催される「TOKYO PACK 2021※」に出展しますので、ぜひ実物をご覧にお越しください。
「フレパック ONE」は、三井化学の紙包材用ヒートシール剤ケミパール®を日本製紙が開発したバリア紙「シールドプラス®」に、ヨシモト印刷社の最新フレキソ印刷機による高品質な印刷で1パス加工することで実現したバリアヒートシール塗工紙です。
ケミパール®の特長
ケミパール®は、ポリオレフィンを三井化学独自の技術で水に分散した製品です。紙に塗工することでヒートシール性・耐油性・耐水性を付与できるので、紙包材として使用でき、食品用途を含め、幅広い用途に適用可能です。ケミパール®はポリエチレンラミネート紙と比較して薄膜形成できるためにプラスチックの削減に貢献し、また、再パルプスラリー化が容易であるため、リサイクル包材としても期待されます。
当社は、今回の共同提案をきっかけとして、新たな環境配慮型包装材向けのヒートシール剤として、国内外の包装市場への提案を進めてまいります。
バリアヒートシール塗工紙「フレパック ONE」の特長
- 水系フレキソ印刷による環境適合性(水系材料・無溶剤)と高度な印刷品質
- フレキソ印刷機1パス加工で包材製造が完結することによるリードタイムの大幅な短縮
- 基材にバリア紙を用いることによる内容物保存性。「紙」なのに酵素や香りのバリアを実現
※通常の包装用紙を基材としたノンバリアヒートシール塗工紙もあります。
層構成イメージ
【ご参考】
以上