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三井化学のオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボ –MOLp®︎-」による素材の展示会 MOLpCafé2021を開催します

7月13日(火)~ 7月17日(土)14:00まで、東京・青山にて

2021.06.28

三井化学株式会社

三井化学株式会社(代表取締役社長:橋本修)の組織横断的なオープン・ラボラトリー活動である「そざいの魅力ラボ(Mitsui Chemicals Material Oriented Laboratory: “MOLp®︎”)」 は、2021年7月13日(火)~17日(土)の5日間、ライトボックススタジオ青山(東京都港区)にて、「NeoPLASTICism(新造形主義)」をテーマに素材の魅力を体感できる「MOLpCafé2021(モルカフェ2021)」を期間限定で開催します。
サステナブルな未来に向けて素材はどのように変化していくべきなのか、そんな未来において私たちはどのような消費意識を持つのか、MOLp®︎メンバーによるそうした議論の結果、導き出した一つの形を提示し、来場の皆様と共に自由に議論が行われるCaféのような展示会を開催します。

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MOLp®︎とは、三井化学グループが100年以上に亘り、継承し、培ってきた素材や技術の「機能的な価値」や「感性的な魅力」を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく三井化学グループのオープン・ラボラトリー活動です。MOLp®︎では、2015年の活動スタート以来、MTDO inc.(エムテド)の田子學氏をクリエイティブパートナーに迎え、設立のコンセプトである「感性からカガクを考える ~Fusion of Intuition and Science~」をテーマに、社会・ヒトと素材の新しい関係性について議論してきました。今回のMOLpCafé2021では、サステナブルな未来に向けて素材の魅力を活かしたアイデアやヒントを身近なプロダクトへと昇華させ、展示・発表するとともに、実際に手にとって体感頂けるよう一部商品の販売も行います。
MOLp®︎は、素材や技術の価値や魅力を再発見し、コミュニケーションを通じてこれからの未来社会にシェアしていくことで、素材の未来を切りひらいていきます。

展示会概要特設サイト

名称:MOLpCafé2021(モルカフェ2021)

会期:2021年7月13日(火)~17日(土) 10:00~17:00

* 最終日の7/17(土)は14:00までとなります。

TAMETABLE

  13 Tue 14 Wed 15 Thu 16 Fri 17 Sat
10:00-13:00 Press
13:00-17:00 14:00迄

お申込フォーム

新型コロナウイルス感染防止対策から、30分毎の事前予約制、各回10名定員になります。

推奨ツアー時間は1時間30分程度を想定しています。

マスク着用をお願いします。また入り口での検温実施、手指消毒実施させて頂きますので、ご協力お願いいたします。

場所:ライトボックススタジオ青山(東京都港区南青山5丁目16-7)&ライトボックスギャラリー

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展示作品

素材屋が考えるアップサイクルプロジェクト

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15年後のフレコンバッグの
アップサイクル・バッグ
(NFTによるトレーサビリティ機能付き)
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メガネレンズの
アップサイクル・グラスホルダー
「SUPERELLIPSE」
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レジ袋の
アップサイクル・パスケース

海水から生まれたイノベーティブプラスチック

NAGORI® update

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新たに抗菌機能を持つことが判明した
NAGORI®による石庭のようなマウス
「SEKITEI MOUSE」
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NAGORI®の質感を生かしたブートニエール
「ホワイトリボン ブートニエール」

SWP®合成紙による新たな表現への取組

PLASTICS LOVE

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光の透過が美しいランプシェード 
「POLYISM」
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天然染料によるポリオレフィン染色実験
「ILO GAMI」

オンライン会議時代に最適、おじさんボイスの周波数を特定的にカットする

/ OF (スラッシュオブ) Booth & Board

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素材x音響技術を活かした
「321 IDEA CAVE」
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超親水コート材ノストラ®による落書機能付き
「321 IDEA BOARD」

時間と季節の変化を色の変化で体感する

SHIRANUI –PHOTOCHROMIC–

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新造形主義NeoPLASTICismを
表現するアートワーク
「PHOTOCHROMIC De Stijl」
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太陽の光で柄が浮かび上がる
「GEOMETRIX」
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太陽の光で色が変わるボタン
「SHIRANUI Button」

ご当地・地域のロスを活用し、触れて感じる

GoTouch (ゴトウチ)

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落ち葉を植物由来ウレタン
「スタビオ®」で封入した 
「Slow play」
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繊維産業で発生する多量の糸の紙管を
パッケージに再利用
「Indigo Tiger Tee」
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地域特有の食品残渣などのロスを
相容化技術でコンパウンド
「GoTouch Compounds」

SURVIVE

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RECYCLABILITY
保温性の特長が発見された
最軽量樹脂TPX®による
「Mono-Material Thermal RUG」
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ETHICAL
新素材不織布による
新しい中綿の提案
「Vegan Down Jacket」
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ADAPTATION
次亜塩素酸ナトリウム水溶液と
圧縮タオルの2in1パッケージ
「FASTAID Virus Sweeper Towel」

素材キット「マテリウム」

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#01 Transparent
#02 Cool Black
#03 Pure White
#05 Foam
#07 Earth
#08 Onomatopoeia

そざいの魅力ラボ (Mitsui Chemicals Material Oriented Laboratory:MOLp®︎)

さまざまな素材の中に眠っている機能的価値や感性的な魅力を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく三井化学グループのオープン・ラボラトリー活動。化学において物質量を表す単位 “mol”は、「原子量」の概念と結びつくことで初めて、私たちにも理解できる「質量」となって見える化されます。MOLp®は、この活動を通じて「素材」と新たなコンセプトを結びつけ、「そざいの魅力」として見える化することを目指しています。“p”は、project、product、philosophy、personなどを表し、この活動を通じて創出される可能性(possibility)の種を意味します。MOLp®はオープンイノベーションと共創のコンセプトで、素材の無限大の可能性を追求していきます。

クリエイティブパートナー:MTDO inc. 田子 學 (Manabu Tago)

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日本の化学会社は100年以上と歴史が長く、世界でも圧倒的なシェアを誇る商材も多く保有しています。しかしながら、そういった事実はなかなか世間に知られていないのが現状です。研究者が能動的に自らの可能性を広げ、もともと持っている高いポテンシャルを高次元に到達させること。それがMOLp®の狙いです。
私は「暮らす」という視点でデザインを捉える際、素材そのものからデザインのアプローチを探りたいと常々思っていました。
市場に縛られない創造的な開発は、未来を作り上げる事にきっと繋がることでしょう。

田子學 Manabu Tago
株式会社エムテド代表取締役 アートディレクター/デザイナー
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授
東京造形大学特任教授

東芝にて家電、情報機器に携わり、家電ベンチャーリアルフリート(アマダナ)の創業期に参画した後、MTDO inc.を設立。企業や組織デザインとイノベーションの研究を通し、広い産業分野においてコンセプトメイキングからプロダクトアウトまでをトータルにデザインする「デザインマネジメント」を得意としている。 ブランディング、UX、プロダクトデザイン等、一気通貫した新しい価値創造を実践、実装しているデザイナー。2013年TEDxTokyo デザインスピーカーとして登壇。