三井化学、アブソートマー®が日本化学会 第72回「化学技術賞」を受賞

~高応力吸収性能を有する特異なα-オレフィン共重合体の開発~

2024.03.21

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、この程、公益社団法人日本化学会(以下、「日本化学会」)より令和5年度 日本化学会の化学技術賞を受賞し、3月19日に表彰を受けました。化学技術賞は、日本の化学工業技術に関して、創造性と成果が特に顕著な業績に対して授与されるものです。

今回の受賞は、①三井化学が持つ独自の重合触媒技術および緻密ポリマー設計技術を活用し、新たなα-オレフィン共重合体(アブソートマー®)の開発に成功したこと、②特長的な性能を活かした用途・顧客開拓により様々な製品で実用化に至ったこと、の2点が高く評価されたものです。

■受賞名 

:第72回(2023年度) 化学技術賞

■業績名 

:高応力吸収性能を有する特異なα-オレフィン共重合体の開発とその用途展開

■受賞者 

:三井化学株式会社     

 研究開発本部 高分子・複合材料研究所 主幹研究員 岡本 勝彦

 知的財産部                                                主席部員  植草 貴行

受賞式の様子

受賞式の様子 左より:植草 貴行、日本化学会会長 菅 裕明 氏、岡本 勝彦(提供:日本化学会)

製品名

ABSORTOMER®(アブソートマー®

製品

α-オレフィン共重合体

特長

 

  • ①    世界最高レベルの応力吸収性(高tanδ)に加えて、応力緩和性やゴム弾性などの特性を発現
  • ②    従来のオレフィン系材料とは異なるユニークな感触
  • ③    ペレット状の製品で、各種成形加工が可能であり、他素材への添加により応力緩和性、追従性(凹凸に密着)などの機能を付与
  • ④軽量で衛生性があり、リサイクル可能

主な用途

日用品、産業用フィルム、衣料部材など

開発したアブソートマー®は、三井化学が培ってきた触媒技術、重合技術を活かしてナノレベルで分子構造を最適化したα-オレフィン共重合体です。ポリマーの粘性的な性質を増大させ、従来のポリオレフィンにはない優れた応力吸収性(高tanδ)、応力緩和性、等を発現します。また、温度によってその感触が変化するこれまでに無いユニークな触感を実現します。

三井化学は、アブソートマー®のユニークで特長的な機能を活かし、今後のサスティナブル社会において広く貢献すべく、用途開発を加速してまいります。

以上

【お問い合せ先】

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部