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ガラス長繊維強化ポリプロピレン(GFPP)「モストロン®-L」生産設備新設

~自動車の軽量化に貢献~

2018.05.22

三井化学株式会社
株式会社プライムポリマー

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)と出光興産株式会社(社長:木藤 俊一)の合弁会社である株式会社プライムポリマー(社長:浜田 直士、三井化学65%、出光興産35%)は、ガラス長繊維強化ポリプロピレン「モストロン®-L」の生産設備を新設いたします。
概要は以下の通りです。

生産設備新設の概要

1. 製品ガラス長繊維強化ポリプロピレン(GFPP) モストロン®-L
2. 新設場所株式会社プライムポリマー 姉崎工場(千葉県市原市)
3. 新設備能力3,500トン/年
4. スケジュール2019年9月営業運転開始予定

モストロン®-Lは、プライムポリマーが開発した、繊維状のガラスとポリプロピレン樹脂を溶融・混練して得られる複合材料です。軽量で、ガラス繊維が長いことによる剛性や耐衝撃性のバランスに優れていることに加え、外観性が良いことから、無塗装による自動車向けバックドアインナー等に採用されています。
昨今の環境規制の強化やEV化の進展を背景に、更なる自動車の軽量化が求められています。金属の代替が可能な素材の一つとして、繊維強化樹脂の需要は増加が見込まれており、今回、モストロン®-Lの自社製造技術を確立し量産化を図ることといたしました。
プライムポリマーは、モストロン®-Lを戦略製品の一つに位置付け、事業のさらなる強化・拡大を積極的に進めてまいります。