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シンガポールにおける「α-メチルスチレン」の生産開始について

2019.01.15

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:淡輪 敏)は、シンガポールにある子会社Mitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.(本社:Singapore、社長:吉田 学)において、「α-メチルスチレン(アルファメチルスチレン)」の生産を開始することといたしました。

α-メチルスチレンは、フェノールを生産する際に副生する芳香族化合物で、精製することにより樹脂や添加剤などの原料に使用されます。需要は世界経済の成長を背景に堅調に伸びており、特にABS樹脂などの高機能化ニーズに対応する用途が拡大しています。当社は日本において世界トップクラスの生産能力を有しており、今後シンガポールでも精製・生産することで、安定的なグローバル供給体制を構築して行きます。

今後も当社は、日本・シンガポール・中国の3国を拠点とし、世界で存在感のあるフェノールチェーン事業の一層の強化・拡充を進めてまいります。

設備内容

製品 α-メチルスチレン
工場立地 シンガポール ジュロン島内
生産能力 20千トン/年
スケジュール 2020年5月完工(予定)

Mitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.概要

本社 3 HarbourFront Place #10-01 HarbourFront Tower 2 Singapore 099254, Singapore
設立 1999年4月15日
資本金 120百万USドル(三井化学95% 三井物産 5% 出資)
社長 吉田 学
事業内容 フェノール、アセトン、ビスフェノールAの製造販売