三井化学 小規模太陽光発電向けオンライン診断事業を開始

~日本の再生可能エネルギー利用拡大に貢献~

2020.12.11

三井化学株式会社

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、10kWから1MW程度の小規模太陽光発電事業者を主たるターゲットに適切な発電量の予測を目的としたオンライン診断事業を2021年4月から開始します。

本オンライン診断とは、最新のAI技術を利用し、当社の太陽光発電に関する過去からの知見と正確な気象データを背景に将来的な発電収支を予測するものです。また、事業者自らがウェブサイトに必要情報を入力することで数分という短時間での発電性能の診断結果や期待発電量を含む報告書の発行を可能にしています。

今回、本オンライン診断事業が主な対象とする小規模発電事業者は、今まで自らの適正な発電量を正確に予測する簡易な方法がなく、将来に渡る正確な発電収支が予測できませんでした。本オンライン診断事業の展開により、これらの小規模発電事業者が精度の高い将来の発電収支を予測できることで、より安定した事業運営が可能になります。
さらに、これらの確度の高い発電収支の予測が裏付けとなり、他社への事業譲渡も容易になると考えられ、日本の太陽光発電市場全体の活性化も期待できます。

当社は、本事業を通じ、当社が今まで蓄積した太陽光発電に関する様々な知見や信頼を生かし、日本の再生可能エネルギー利用拡大に対応し、今後もSDGsに掲げられている社会課題の解決に貢献してまいります。

オンライン診断の仕組み

第2弾オンライン診断の画像

本オンライン診断の強み

  • 従来、発電収支の予測手段がなかった小規模太陽光発電事業者を主対象とするサービスである
  • 事業者がウェブサイトに情報入力する形式で、短時間での診断が可能である
  • 当社のノウハウと、正確な気象データを背景としたAIによる確度の高い診断である

三井化学グループの太陽光発電に関する知見とは

  • 三井化学東セロ株式会社(社長:貝出 健)で、30年以上製造・販売している太陽光パネル用封止材の劣化予測技術
  • 2014年から愛知県田原市で「田原ソーラー・ウインド発電所」での事業者として開発・運営してきた経験
  • 市原工場茂原分工場や袖ケ浦センターでの試験用発電所でのデータ蓄積

また、当社は、太陽光発電に関する診断事業を「発電所での建設前のパネル診断により、パネル発電能力の低下を防止する」等、太陽光発電によるGHG削減に貢献するとして、Blue Value®※1に認定しております。

※1Blue Value® :
三井化学グループが目指す未来社会の姿「環境と調和した共生社会」実現のため、提供する製品・サービスの環境への貢献を見える化し、その価値をステークホルダーの方々と共有できるようにしたもの。製品・サービスを用途別に独自の指標で評価し、環境貢献価値の高いものをBlue Value®に認定している。
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/mci_sustainability/contribution_value/blue_value.htm

以上