三井化学とJiksak、ヒトiPS細胞由来神経組織の実用化に向け共同開発へ
~「再生医療EXPO」(東京ビックサイト・7月13日~15日)に出展 ~
2022.07.08
株式会社Jiksak Bioengineering
三井化学株式会社
三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修、以下、三井化学)と株式会社Jiksak Bioengineering(所在:川崎市幸区、代表取締役:川田 治良、以下、Jiksak)は、ヒトiPS細胞由来神経組織(Nerve Organoid™)の実用化にむけて共同開発を開始しました。三井化学が開発した高酸素透過培養容器(InnoCell™の技術と、Jiksakが有するNerve Organoid™の創製に係る技術を融合させ、創薬分野や再生医療分野などで今後必要とされる神経組織を、より簡便かつ高効率に培養するための実用化技術の開発を目指します。
Jiksak Bioengineeringについて
NEDOのスタートアッププログラムによって生まれた、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など治療法の無い神経難病を治療可能にするための技術開発を志向する研究開発型のスタートアップ企業です。培養容器の設計により細胞の成長を制御し、神経オルガノイドを作製する技術を保有し「Nerve Organoid™」として展開、創薬研究機関に向けた販売や、再生医療への適用に向けた開発を行っています。
Nerve Organoid™について
Nerve Organoid™※はヒトiPS細胞から作られる、体内と類似した細胞体の凝集部と軸索束(Nerve)を有する神経組織です。創薬プロセスにおいて前臨床段階での動物試験に代わるより精度の高い試験への適用、さらには体内に移植することにより神経組織を再生する再生医療での活用が期待されています。
※Nerve Organoid™ はJiksakの商標です。
三井化学の細胞培養ソリューション
三井化学は触媒技術や有機合成技術、加工技術を有し、多品種な機能性化学製品、機能性樹脂を製造・販売しております。長期経営計画「VISION 2030」において、次世代事業領域では、研究開発力やアセットを生かしたソリューションビジネスの強化を掲げています。
三井化学の強みである素材開発から一気通貫した製品開発で、培養用プレート、マイクロ流路デバイスなどの試験・創薬用途、不織布材料を用いた高品質幹細胞の合成など、細胞テクノロジー領域で社会課題解決型ソリューションビジネスへの展開を促進していきます。
両社の概要
株式会社Jiksak Bioengineering https://www.jiksak.co.jp/ |
三井化学株式会社 https://jp.mitsuichemicals.com/jp/ |
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設立 | 2017年2月 | 1997年10月 |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区新川崎7−7 | 東京都港区東新橋1-5-2 |
資本金 | 100百万円 | 125,414百万円 |
事業内容 | 三次元細胞組織・培養デバイスの開発・製造・販売 ヒト由来細胞を用いた創薬支援 | ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業、モビリティソリューション事業、ICTソリューション事業、ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業、新事業開発 |
展示会・学会での発表予定
再生医療EXPO展示
7月13日(水)~15日(金) 東京ビッグサイト ブース番号33-61
以上