プライムポリマー、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンで資金調達を実施
三井化学グループ全体の環境対応を評価
2022.10.31
三井化学株式会社
株式会社プライムポリマー
三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修、以下、「三井化学」という。)の主要グループ会社である株式会社プライムポリマー(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤本 健介、以下、「PRM」という。)は、この度、株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:地下 誠二、以下、「DBJ」という。)が提供する「DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下、本ローン)」を通じて、資金調達を実施致しました。
DBJが提供する本ローンについて、借入人のみならず親会社の環境負荷低減への取り組みも評価して採用されたのは初めてであります。三井化学及びPRMは、広く社会の為に、三井化学グループの総力を挙げて、貢献します。
DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの特徴
本ローンは、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定をサポートするとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けた伴走を行う融資メニューです。
今回設定されたKPIとSPTについて
本ローンは、三井化学グループの長期経営計画「VISION2030」における非財務指標「2030年度までにGHG排出量40%削減(Scope1+2、2013年度比)」を元に、その達成に向けた主要施策として主要グループ企業であるPRMが実施するポリプロピレン(PP)製造設備のビルド&スクラップを通じたCO2排出量削減について、以下のKPI・SPTを設定しました。
KPI | PRMの市原工場、大阪工場及び姉崎工場でのPP製造におけるCO2排出量 |
---|---|
SPT | 上記KPIを2030年度において 2013年度比23.8%削減とすること |
本ローンの概要
契約締結日 | 2022年10月31日 |
---|---|
貸付人 | 株式会社日本政策投資銀行 |
調達金額 | 100億円 |
借入人 | 株式会社プライムポリマー |
対話報告書(公表版) へのリンク | https://www.dbj.jp/topics/dbj_news/2022/html/20221031_204052.html |
DBJについて
DBJでは、第5次中期経営計画 において、投融資を通じて持続可能な社会に貢献すべく「GRIT戦略」(注1)を推進することとしています。DBJは、今後も持続可能な社会・地域活性化への貢献に取り組んでまいります。
(注1) G:グリーン社会の実現、R:しなやかで強い安心安全な地域・社会や産業基盤の構築、I:事業化可能と評価できるイノベーションへの取り組み、T:現在の事業基盤を前提とした移行に向けた戦略的取り組み、を表すもので、DBJグループが第5次中期経営計画において重点的に取り組む分野を表したものです。
ご参考
三井化学グループのサステナビリティについて
https://www.mitsuichem.com/jp/sustainability/index.htm以上