三井化学、ARグラス向けの光学樹脂ウエハ Diffrar™を開発
ARグラス向けとして世界初の8インチを実現
2023.12.11
三井化学株式会社
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修)は、AR/VR市場の拡大に向けて、ARグラスに用いられるWaveguide(光導波路)向け樹脂ウエハDiffrar™(ディフラ™)を開発しました。
光学樹脂ウエハDiffrar™(ディフラ™)は、1.67以上の高屈折率、高平坦性など優れた光学特性を備え、ARグラスユーザーへ広い視野角(FOV*1)を提供します。加えて、樹脂製のため、デバイスの安全性(耐衝撃性)や軽量化にも寄与します。(*1 FOV:Field of View(視野)の略称)
ウエハサイズとしては、3インチから8インチまでラインナップを実現し、ARデバイスなどのモジュール製造工程に関して様々な選択肢の提供が可能です。
なお、8インチサイズのARグラス向け光学樹脂ウエハは、世界初*2となります。 (*2当社調べ)
今回開発した光学樹脂ウエハDiffrar™(ディフラ™)は、12月13日から東京ビッグサイトで開催される「SEMICON®Japan2023」において、三井化学グループブースにて展示する予定です。
■Diffrar™の意味
Diffraction(回折)とAR(Augmented Reality:拡張現実)を元に、顧客へ提供する価値を表現した造語です。ロゴは、Dの文字は扉(Door)を模し、新しい製品・価値顧客と開いていく思いが込められています