マスバランス方式によるバイオマス PE「Prasus®」水平リサイクル樹脂袋に採用

2025.03.24

株式会社プライムポリマー

 

株式会社プライムポリマー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉住 文男、以下「当社」)が製造販売するマスバランス方式のバイオマス PE(ポリエチレン)「Prasus®」を、当社製品包装用の樹脂袋に採用いたします。2025年4月以降、順次Prasus®を原材料の一部に使用した樹脂袋に製品を充填し出荷する予定です。

 

当社は、循環経済の実現に向けプラスチックのリサイクルとバイオマス化の両輪を進めており、その一環として、2024年より当社製品包装用の樹脂袋の水平リサイクルを実施しております。

今回新たに、樹脂袋の原材料の一部にPrasus®を採用し、原材料のバイオマス化と水平リサイクルを両立させることで、石化由来ポリオレフィンの使用量を削減します。

原材料のバイオマス化と水平リサイクルの流れ

日本政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」では、「バイオマスプラスチック」を2030年までに約200万t導入を目指すことが示されており、プラスチックのバイオマス化は喫緊の課題となっています。再生可能資源を原料としたバイオマスプラスチックである「Prasus®」はサーキュラーエコノミー社会の実現、そして石油由来資源の使用量削減とCO2排出量削減に貢献することで、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

■ご参考 過去の当社リリース

■マスバランス方式(物質収支方式)とは

「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)を言います。

石油由来のプラスチック・化学品と物性が全く変わらないこと、これまで難しかった素材でもバイオマス化が可能となるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて社会全体のバイオマス度を向上させるための重要なアプローチです。三井化学グループでは、既に約40を超える製品群でマスバランス方式によるバイオマス化を実現しています(2025年3月現在)。また、サーキュラーエコノミーにむけたリサイクルソリューションとして展開されていくケミカルリサイクルにおいても、マスバランスは重要な役割を果たします。

マスバランス方式の説明

■Prasus®

Prasus®ロゴ

株式会社プライムポリマーが展開する、新しいフィードストックを使用したマスバランス方式による環境にやさしい持続可能な製品(ポリエチレン、ポリプロピレン)のブランド名

以上

<リリースに関するお問い合わせ先>

株式会社プライムポリマー 企画管理部