株式会社DNAチップ研究所株式の普通株式に対する 公開買付け結果に関するお知らせ
2025.04.08
三井化学株式会社
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、証券コード:4183、以下「三井化学」)は、2025年2月4日に東京証券取引所スタンダード市場に上場されている株式会社DNAチップ研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:的場 亮、証券コード:2397、以下「DNAチップ研究所」)の普通株式を公開買付けにて取得することを決定し、2025年2月5日より本公開買付けを実施しておりましたが、2025年4月7日をもって終了いたしました。その結果、本公開買付けに応募された株券等(以下「応募株券等」といいます。)の総数が買付予定数の下限以上となりましたので、公開買付開始公告及び公開買付届出書に記載のとおり、応募株券等の全部の買付け等を行いますのでお知らせいたします。
三井化学は長期経営計画「VISION 2030」において、事業ポートフォリオ変革を基本戦略として、高成長・高収益のグローバルスペシャリティケミカル事業と、競争力のある誘導品を中核としたサステナブルなグリーンケミカル事業の2つを大きな柱とする、真のグローバルスペシャリティカンパニーを目指しています。成長領域の1つとして位置づけられるライフ&ヘルスケア・ソリューション事業は収益のボラティリティが小さくコロナ禍においてはもちろんのこと、現在まで着実に成長しています。今後も、オーラルケアや整形外科、検査・診断を取り扱うメディカル領域を、ビジョンケア材料を核としたライフケア、農業化学品を核としたウェルネスに次ぐ第3の収益の柱として育成するため、積極的な資源投入や、M&A・社外提携による新規参入領域の事業基盤獲得を図っております。
DNAチップ研究所と三井化学は2023年より資本業務提携を通じて、新規テーマの開発推進や、両社の検査・診断事業の拡大を検討してまいりました。今後の両社のさらなる成長を目指すにあたり、DNAチップ研究所を三井化学の完全子会社とすることで、当社経営資源の効率的かつ積極的な投入や、一体で綿密に連携した事業運営が可能となると判断したことから、本公開買付けを実施しました。
■本公開買付けの概要
公開買付者 | 三井化学 |
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公開買付価格 | 普通株式1株につき、1,100円 |
買付予定の株券等の | 普通株式5,823,062株 (2024年12月31日現在のDNAチップ研究所の発行済株式総数(6,767,174株)から、同日現在の三井化学(937,474株)およびDNAチップ研究所(6,638株)が所有する株式数を控除した数) |
買付代金の総額 | 約64億円 |
買付株式数の下限 | 3,119,000株(所有割合*1:46.14%) |
公開買付期間 | 41営業日 [2025年2月5日(水曜日)から2025年4月7日(月曜日)まで] |
*1:「所有割合」とは、発行済株式総数から自己株式を控除した数に対する株式数の割合をいい、小数点以下第三位を四捨五入しております。
■公開買付けの成否
本公開買付けにおいては、応募株券等の総数が買付予定数の下限(3,119,000株)に満たない場合は、応募株券等の全部の買付け等を行わない旨の条件を付しておりましたが、応募株券等の総数(3,669,512株)が買付予定数の下限(3,119,000株)以上となりましたので、公開買付開始公告及び公開買付届出書に記載のとおり、応募株券等の全部の買付け等を行います。
■本公開買付けに至るまでの経緯
日付 | 締結内容 |
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2023年1月24日 | <第1回資本業務提携契約> 2023年2月21日付で523,364株[当時のDNAチップ研究所の発行済株式総数(5,829,700株)からDNAチップ研究所が所有した自己株式数(137株)を控除した株式数(5,829,563株)に対する割合:8.98%]を第三者割当増資の引き受けにより取得 |
2024年2月8日 | <第2回資本業務提携契約> 2024年3月28日付で414,110株[当時のDNAチップ研究所の発行済株式総数(6,353,064株)からDNAチップ研究所が所有した自己株式数(3,138株)を控除した株式数(6,349,926株)に対する割合:6.52%]を第三者割当増資の引き受けにより取得 |
2025年2月5日~2025年4月7日 (今回) | <完全子会社化に向けた普通株式の公開買付け> 2025年4月7日付で3,669,512株[所有割合:54.28%]を公開買付けにより取得。これにより三井化学の出資比率は68.15%に高まり、DNAチップ研究所は三井化学の連結子会社となります。 |
■本公開買付けに至るまでの経緯
本公開買付け後の方針等及び今後の見通しについては、2025年2月4日に公表した「株式会社DNAチップ研究所(証券コード2397)の普通株式に対する公開買付開始に関するお知らせ」に記載した内容から変更はありません。
なお、三井化学はDNAチップ研究所の株主を三井化学のみとし、DNAチップ研究所の株式を非公開化するための一連の手続(以下「本スクイーズアウト手続」といいます。)を実施する予定です。DNAチップ研究所の株式は、本日現在、東京証券取引所スタンダード市場に上場されておりますが、本スクイーズアウト手続が実施された場合には、東京証券取引所の定める上場廃止基準に従い、所定の手続を経て上場廃止となります。上場廃止後は、DNAチップ研究所の株式を東京証券取引所スタンダード市場において取引することはできません。今後の手続については、決定次第、DNAチップ研究所が速やかに公表する予定です。
詳細は、2025年4月8日付「株式会社DNAチップ研究所(証券コード2397)の普通株式に対する公開買い付けの結果に関するお知らせ」をご確認ください。
以上
(参考)DNAチップ研究所との資本業務提携契約関連の過去のリリース
・2023年1月24日:
三井化学が遺伝子診断サービスを展開するDNAチップ研究所と資本業務提携契約を締結
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2023/2023_0124_03/index.htm
・2024年2月8日:
三井化学が遺伝子診断サービスを展開するDNAチップ研究所と資本業務提携契約を強化
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2024/2024_0208/index.htm
・2025年2月4日:
株式会社DNAチップ研究所株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2025/2025_0204/index.htm