三井化学と萩原工業、不均一なリサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術のライセンス契約を締結
2025.10.03
三井化学株式会社
萩原工業株式会社
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)と萩原工業株式会社(本社:岡山県倉敷市、代表取締役社長:浅野 和志、以下「萩原工業」)は、リサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術のライセンス契約を2025年9月1日に締結しました。
リサイクルプラスチックはその中に含まれる廃プラスチックの品質にばらつきがあるため、粘度が均一にならず、成形時の不良率が高くなり、低品質の用途にしか展開出来ないという課題があります。三井化学と萩原工業は、三井化学のインライン粘度計および粘度均一化技術の制御理論を、萩原工業のリサイクルペレット押出機に組み込むことで、廃プラスチックの使用比率を一定に保ったままリサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術の共同開発に成功しました。このたび、本技術を広く社会実装していくため、萩原工業は三井化学からの技術ライセンスを受け、本装置の製造・販売を2025年10月より開始します。
三井化学と萩原工業は、今後も高品質なマテリアルリサイクルの普及と、それを通じたサーキュラーエコノミーを推進してまいります。


廃プラスチックの粘度均一化装置(左:装置図、右:インライン粘度計導入イメージ)
以上
(参考)
・2020年9月15日
三井化学、長岡技術科学大学とプラスチック廃棄物の再利用を促進する技術を共同研究
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2020/2020_0915/index.htm
・2025年5月13日
三井化学と萩原工業、不均一なリサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術の共同開発に成功
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2025/2025_0513/index.htm