スタビオ®（植物由来PDI系ポリイソシアネート）

スタビオ®はHDI系と比較して、1.5～2倍の高い反応性と低温硬化の特性があり、硬化時間短縮（製造コストの削減・CO₂削減による環境負荷低減）に寄与します。

スタビオ®はイソシアネート基濃度（NCO％）が高いことで、HDI系に対して、1.2倍の耐溶剤性があります。塗膜として使用することで、耐薬品性や耐滑り傷性といった物性改善効果が得られる他、耐候性や耐薬品性を活かして、硬化剤の使用量を10％削減することが可能です。

スタビオ®は脂肪族・非対称構造であることから、HDI系比で粘度が約20％低くなります。結果的に溶剤（VOC）の使用量低減が可能です。

スタビオ®は脂肪族・非対称構造であることから、結晶性が低く、結果として透明度が高くなります。耐候性もあることから、外観塗装に採用されています。

スタビオ®は世界初の植物由来ポリイソシアネートを原料とする、ポリウレタンコーティング・接着剤用材料です（バイオマス度70％）。非化石資源の活用により、環境負荷低減が図れます。スタビオ®は三井化学が独自に定めた、環境貢献価値「Blue Value®」に認定されています。