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柔軟性と伸縮機能に優れた高機能不織布設備の増設について
~当社独自技術による性能向上を実現、衛生材料事業の更なる強化~
2016.06.30
三井化学株式会社
三井化学株式会社(所在:東京都港区、社長:淡輪 敏)は、更なる紙おむつ市場の需要拡大に対応するため、下記の通りサンレックス工業株式会社(三井化学100%子会社、所在:三重県四日市市、社長:池田 俊治)に柔軟性と伸縮機能に優れた当社独自の高機能不織布を製造する設備の増設を決定致しました。
設備増設の概要
対象製品 | 柔軟性と伸縮機能に優れた高機能不織布 |
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所在地 | サンレックス工業株式会社(当社100%子会社、所在:三重県四日市市) |
増設能力 | 約6,000トン/年(当社独自技術を導入) |
スケジュール | 完工17年11月予定 |
当社は中期経営計画において、ヘルスケア事業をモビリティー、フード&パッケージングとともにターゲット事業領域の一つとして位置づけております。その中で、ヘルスケア事業のひとつである不織布事業については、紙おむつメーカーのアジア展開に対応して、日本及びアジアへ高機能不織布を供給し、更なる事業拡大を図ることを目指しています。
本増設プラントで製造される高機能不織布は、従来のSB製造技術に、当社独自の技術を加えた改良プロセスを採用し、第48回日化協技術特別賞を受賞しました。柔軟性と伸縮機能に優れており、快適性をより一層向上させることが可能になります。当社は今回の増設を通じて、高機能不織布の供給体制をより一層拡充するとともに、需要旺盛なプレミアム紙おむつの更なる高品質化と幅広い用途展開を進めます。
また、今回の増設により、当社不織布の生産能力は、2017年11月完工予定の名古屋工場での新設分と合わせ、全世界で115,000トン/年となります。
当社は今後ともお客様への安定供給を果たしていくと共に、多様化するニーズに的確に対応すべく、当社技術を駆使した新たな高機能不織布の開発を進め、ソリューション・プロバイダーとして、世界の人々のQOL (Quality of Life)向上に貢献してまいります。
以上