クリーンアンモニアの安定的な確保に向けて

宇部興産株式会社（本社：山口県宇部市、代表取締役社長：泉原　雅人）、住友化学株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：岩田　圭一）、三井化学株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：橋本　修）及び三菱ガス化学株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：藤井　政志）の4社は共同でクリーンアンモニアの安定的な確保に向けて検討を開始することに合意致しました。
肥料や化学品の原料等の用途で幅広く使用されているアンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないこと、水素含有量が高いことなどの特性により、近年ではカーボンニュートラルに向けた次世代エネルギー源として世界的な需要拡大が見込まれています。2021年10月に日本政府より発表された「第6次エネルギー基本計画」において、燃料としてのアンモニアの安定確保の必要性が確認されており、とりわけ化石資源を原料としたアンモニアを製造する場合に発生する二酸化炭素を利用又は分離回収し地下に貯蔵する技術（CCUS：Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage）の活用によって得られるブルーアンモニアや、再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア等クリーンアンモニアの安定的な確保が必要とされています。
そのような状況下で、4社はそれぞれの取り組みに加え、新たに4社でのクリーンアンモニアの確保について検討を開始致します。4社で日本での安定的かつ競争力あるクリーンアンモニアの確保が可能となることを目指して、検討してまいります。

以上