「海の中にいるみたい!」と70%以上の来館者が回答 新たな視覚体験価値を生み出す実証実験@ニフレル 結果公開

2022.10.06

三井化学株式会社

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、これまで光学やメガネレンズ材料などの製品開発で培ってきた色素開発技術を活用した「ポジカ®︎くっきり™フィルム」(以下、ポジカ)を用いて、新たな視覚体験価値を生み出す実証実験を様々な商業施設で行っています。
生きているミュージアム ニフレル(NIFREL、所在:大阪府吹田市、館長:小畑 洋、運営:株式会社海遊館)の協力を受け、水槽観察を"視覚的により楽しむ"仕掛けとしてポジカを部分的に施工しました。ご来場頂いたお客様にアンケートへの協力を頂きましたので、その結果を報告いたします。

「ポジカ®︎くっきり™フィルム」を活用した水槽観察実証試験結果

場所 生きているミュージアム ニフレル "わざにふれる水槽" 2基
時期 2022年7月9日(土)・ 10日(日)〈2日間〉
試験方法 主観評価法 「ポジカを貼った水槽」と「貼っていない水槽」を横に並べて3つの質問を実施
質問内容 ① どちらの水槽が海の中のように感じますか?
② どちらの水槽が魚の形や模様がはっきり見えますか?
③ どちらの水槽の全体の見え方が好きですか?
回答方法 館内に設置したタッチパネルから回答入力
対象 期間中にご来館されたお客様(回答数820)
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写真1 館内タッチパネルでアンケート収集
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写真2 ポジカを貼った"わざにふれる水槽"の様子
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3つの設問に対し、ポジカを貼った水槽は、「海の中にいる感じがする」が74%、「魚の形が良く見える」が60%、「全体の見え方が好き」が76%の回答があり、明らかな有意差が出ました。ランダムな聞き取り調査では、「ポジカを貼っている水槽は水がクリアに見える」、「ポジカを貼っている水槽と貼っていない水槽の見え方は全く異なる」という回答もありました。また、ニフレルで飼育を担当するキュレーターの方々からも、「実際に海に潜った時に目の前に広がっていた見え方に近い感覚だ」との回答がありました。
ポジカを水槽に貼ると、お客様は生き物の色や形がよく見えることで、生き物への興味・関心がさらに湧くことに繋げられること。キュレーターとお客様の間で、実際の海の中で見られる生き物の様子を話題提供することで、より深いコミュニケーションに繋げることができることが示唆されました。

ポジカ®︎くっきり™フィルムとは(※)

三井化学が開発した「くっきり™色素」技術を用い、世界を美しく変えるフィルムです。このフィルムを窓ガラスに貼ることで、青空や海、緑の木々や赤い花などが色鮮やかに感じられたり、青空に浮かんだ雲の白さがより白く感じられたりします。「くっきり™色素」は太陽光の分光分布のうち585nm付近のイエローライトを特異的にカットするものです。フィルムを通すことで目に映る景色は、物体の色の彩度が向上し、色が濃く鮮やかに感じられます。白色も黄ばみが取れ、より透明感が増します。なお、人々がより明るくポジティブになってほしいという想いをブランド名に込めています。

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イメージ ホテルの部屋に入った瞬間に飛び込む見え方(ポジカ有無の対比)

参考: ポジカ®︎くっきり™フィルム紹介(丹青社提供) https://www.youtube.com/watch?v=Pd0J2g6Xv2I

生きているミュージアム
ニフレル(NIFREL)とは・・・

所在:大阪府吹田市千里万博公園2₋1 EXPOCITY内

水族館・動物園・美術館を融合した「生きているミュージアム」。「感性にふれる」をコンセプトとした、生きものの個性の魅力を直感的に感じられる展示が特徴です。展示のテーマは「多様性」で、色鮮やかな熱帯魚から、ホワイトタイガーやミニカバ、ワオキツネザルやアナホリフクロウなど、多種多様な生きものたち150種 2,000点を8つのゾーンで展示しています。

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詳しくは、ニフレル公式ホームページ及びSNSをご確認ください。

ニフレルでは本実証試験結果を受けて、ポジカの設置水槽を増やしました。これからの行楽シーズンに是非、ニフレルを訪れてポジカを通して、生き物の生き生きとした動きの観察や海の中にいるような水槽を覗きに行ってみてはいかがでしょうか?

以上