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三井化学のフェノール・チェーン全7製品でISCC PLUS認証の取得完了

東京大学 未来ビジョン研究センターとバイオマスナフサ由来製品の LCA算出に向けた共同研究開始

2023.12.22

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修)は、フェノール・チェーン製品である「IPA」と「MIBK」において、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証をそれぞれ本年4月、7月に取得しました。これにより、当社グループのフェノール・チェーン全7製品のISCC PLUS認証の取得が完了しました。 

※全7製品:フェノール、アセトン、α-メチルスチレン、ビスフェノールA、エポキシ樹脂、IPA、MIBK

 

当社は、今後も社会のバイオマス化進展に貢献するため、三井化学グループにおいてISCC PLUS認証の取得を進め、マスバランス方式によるバイオマス製品の社会実装の拡大を目指してまいります。

■今回新たにISCC PLUS認証が利用可能になる製品 

製品

主な用途

イソプロピルアルコール(IPA)

インキ、電子材料洗浄剤、反応溶媒

メチルイソブチルケトン(MIBK)

塗料、インキ、接着剤

※三井化学グループは、ISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠すること、また、環境寄与に関するダブルカウントはしないことを約束し宣言します。

■フェノール・チェーン全7製品の最新の取り組み

 バイオマスナフサ由来エポキシ樹脂と石油ナフサ由来エポキシ樹脂のLCA(Life Cycle Assessment)算出について、東京大学未来ビジョン研究センター菊池康紀准教授のグループおよび三井物産株式会社と共同研究契約を締結し、共同研究を開始しました。当該研究過程でフェノール、アセトン、α-メチルスチレン、ビスフェノールAのLCAも算出します。日本で初めてとなるバイオマスナフサ由来のフェノール・チェーン製品におけるLCA算出結果の公表は、23年度中を予定しています。

当社は、GHG排出量とその他環境負荷物質の削減効果の見える化を図ってまいります。

■ISCC PLUS認証が利用可能な製品

当社製品特設コンテンツ 「BePLAYER®」より「マスバランス方式によるバイオマスナフサ誘導品一覧」

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/beplayer/

以上

<ニュースリリースに関するお問い合わせ先>

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部