産業廃棄物
三井化学グループは、産業廃棄物最終処分率1%以下(産業廃棄物ミニマム化)を目標に掲げています。廃棄物のリサイクル、エネルギー回収を伴う焼却による減量化を推進し、工場外産業廃棄物排出量の削減を推進するとともに、最終処分量の削減に取り組んでいます。2021年度も産業廃棄物最終処分率目標を達成し産業廃棄物ミニマム化を維持・継続しています。
※データの集計範囲についてはこちらをご覧ください。
なお、廃棄物の不適正処理への対応強化を目的とした、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下廃掃法)の一部改正により、2020年度から特別管理産業廃棄物を50t以上排出する事業者は、電子マニフェストの使用が義務付けられることとなり、当社は電子マニフェストによる報告を実施しています。
産業廃棄物処理の流れ
三井化学グループでは、産業廃棄物ミニマム化すべく、製造プロセスの改善や外部委託先の廃棄物処理状況を把握するなどして、廃棄物の発生による環境や社会への負のインパクトの把握および削減に努めています。具体的には、製造工程で発生するローポリマーといった製品化の難しい廃棄物をエチレンクラッカーに戻し再資源化するなどプロセスの改善につなげています。また、産業廃棄物として外部に処理を委託する場合も、その廃棄状況を確認しており、当社グループの排出する産業廃棄物は、固形燃料として活用されるほか、廃棄物燃焼後のばいじんをコンクリート原料や道路舗装資材などにリサイクルされています。
また、廃棄物の中でも、工場外へ排出する廃プラスチックについてはリサイクル比率が90%を超えており、この比率を維持しています。
産業廃棄物処理の流れ(三井化学グループ:2021年度 )

*単位:千t
*四捨五入により、%数値に若干の誤差があります。
*有害産業廃棄物量の集計範囲は三井化学および国内関係会社。
※1廃棄物等発生量:
汚泥(脱水後の値)、廃プラスチック、ばいじんなど廃掃法に定める産業廃棄物の定義に基づき算出。
※2オンサイト リサイクル量:
廃プラスチックの系内リサイクル等。サーマルリサイクル(熱回収)は含まない。
※3オンサイト エネルギー回収を伴う焼却処分量:
廃油の燃料使用やサーマルリサイクル(熱回収)を含む焼却や廃酸を中和処理することによる工場外廃棄物排出量の減量化量。焼却後の焼却灰は工場内埋立処分はせず、全量工場外産業廃棄物排出量に含まれる。
※4オフサイト リサイクル量:
燃料用固形材、焼却工程を経てセメント原料や道路路盤材への再利用されるものを含む。サーマルリサイクル(熱回収)は含まない。
※5オフサイト エネルギー回収を伴う焼却処分量
廃油の燃料使用やサーマルリサイクル(熱回収)を含む。全量喪失したものとし、焼却後の焼却灰は埋立に算入。
※6最終処分量
焼却後の焼却灰の埋立を含む。
産業廃棄物のうち廃プラスチックの処理の流れ(三井化学:2021年度)

*単位:千t
産業廃棄物最終処分率(三井化学グループ)

*産業廃棄物最終処分率 =最終処分量/廃棄物等発生量
リサイクル率(三井化学グループ)

*リサイクル率 = オフサイトリサイクル量 / 工場外産業廃棄物発生量
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